新潮流の記事一覧

チーフ・ストラテジスト 広木隆が、投資戦略の考え方となる礎をご紹介していきます。

隔週月曜日に更新
新潮流
【新潮流】第134回 今年の漢字
◆今日12月12日は、「いい字一字」と読んで、漢字の日。日本漢字能力検定協会が全国から募集したその年の世相を象徴する「今年の漢字」を発表する。清水寺の森清範貫主が大きく揮毫する映像がニ...
【新潮流】第133回 苦労のリターン
◆世間には/しあわせを売る男がいたり/お買いなさい夢をなどと唄う女がいたりします/商売には新味が大切/お前さんひとつ 苦労を売りに行つておいで/きつと儲かる/じゃ行こうか と私は/古い荷...
【新潮流】第132回 「3つ」が基本
◆プレゼンテーションでもキャッチコピーでも出来の良いものには「3つ」の言葉が効果的に使われている。スピーチで有名なのはドロップボックス社の創業者CEOであるドリュー・ヒューストンがマサ...
【新潮流】第131回 130/30
◆先日、驚愕するニュースがあった。和歌山県のある市で58歳の保健福祉部次長が強姦未遂の疑いで逮捕された。保健福祉部次長というおカタイ肩書きの男が強姦未遂を犯したから驚いているわけでは...
【新潮流】第130回 要約
◆米国でベストセラーになった話題の経済書、トマ・ピケティ『21世紀の資本』が翻訳され日本語版が出版された。なにしろ英語版で700ページ近く、日本語版でも600ページを超える大著である。読み...
【新潮流】第130回 要約
◆米国でベストセラーになった話題の経済書、トマ・ピケティ『21世紀の資本』が翻訳され日本語版が出版された。なにしろ英語版で700ページ近く、日本語版でも600ページを超える大著である。読み...
【新潮流】第129回 不戦勝
◆師走に入ってNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」もいよいよ大詰めを迎えている。「軍師官兵衛」は言わずもがな、戦国時代の名参謀、黒田官兵衛の生涯を描いたドラマである。1年に及ぶ全50話のなか...
【新潮流】第128回 正しい長期投資
◆昨日の続きである。ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」で主人公・大門未知子を演じる米倉涼子さんが、今年最も美しく輝いた女性に贈られる「2014年ベストビューティストアワード」を...
【新潮流】第127回 失敗しない
◆「私、失敗しないので」 高視聴率ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」主人公のキメ台詞。大門未知子は組織に属さない一匹狼、フリーランスの外科医だが、手術の腕は超一流、高額な派...
【新潮流】第126回 コミュニケーション・アプリ
◆「昔、携帯は鳴るものだったが、今のケータイは光るものになった」。西野カナのヒットナンバー「Dear」を聴いて、僕はレポートにそう書いたことがある。中高年の読者には申し訳ないが、今日の...
【新潮流】 第125回 アドベント
◆僕が教壇に立っている青山学院で、先週金曜日の夕暮れにクリスマスツリー点火祭が行われた。聖歌隊が讃美歌を歌い、参列者が祈りをささげるなか、キャンパス中央にある大きな木に灯が点される...
【新潮流】第124回 夜は眠る
◆「広木さんはいつ寝ているのですか?」という質問をよく頂戴する。ちゃんと夜寝ています、とお答えしているが、「ちゃんと眠って」いるかは怪しい。第114回で1週間酒を抜いたら眠りが深くなっ...
【新潮流】第123回 本の題名
◆僕の新刊『勝てるROE投資術』が発売されて1週間あまり。おかげさまで出足は大変好調で、早くも増刷が決まった。自分でも驚いている。好調な理由はいくつかあるが、同書で扱ったテーマが時宜を...
【新潮流】第122回 左利き
◆「不器用ですから」。高倉健さんが言うから様になるのだ。同じセリフを僕が口にしたところで、「そうだよね」でおしまいである。確かに僕は不器用だが、それは左利きだからである。右利き用に...
【新潮流】第121回 日本の民主主義
◆「日本人は絶対、民主主義を守るために死なん。ぼくはアメリカ人にも言うんだけど、『日本人は民主主義のために死なないよ』と前から言っている。今後もそうだろうと思う」(三島由紀夫『文武...
【新潮流】第120回 ある批評家の話
◆「民主主義というのは単にひとつの方法・手段であってそれ自体に価値はない。戦後の日本では平和などと付け合せにされて誤解と混乱を生じた。平和の状態はそれが理想や善そのものではなく、そ...
【新潮流】第119回 成り上がり
◆月曜日の小欄、第116回「SEKAI」で言及したテイラー・スウィフトは今や世界のヒットチャートを席巻する歌姫だが、元はアメリカのカントリー歌手としてデビューした。現在、ラジオ等でヘビーロ...
【新潮流】第118回 ロードムービー
◆昨日の小欄で取り上げた映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は文字通りタイムトラベルの話だが、もうひとつの「メメント」も時間軸のねじれが舞台装置となっている点で、広義のタイムトリ...
【新潮流】第117回 映画違い
◆「メメント」という映画があった。「バットマン」シリーズで有名なクリストファー・ノーラン監督の代表作のひとつである。前向性健忘(10分前の出来事さえ忘れてしまう症状)という記憶障害に...
【新潮流】第116回 SEKAI
◆車の中ではラジオを聴くことが多い。土曜日の午後、FM東京のカウントダウン番組を聴いていたら、6位がテイラー・スウィフトの「WelcomeToNewYork」、5位がアウル・シティfeaturingSEKAINOOWAR...