北京駐在員事務所からの記事一覧

マネックス証券株式会社 北京駐在員事務所長が、今の中国の政治、経済、社会あるいは日常生活に関する様々な事柄についてお届けいたします。

北京駐在員事務所から
中国路線バスの車内でトラブルが増加
バス乗客乗員13名死亡、原因は運転手と乗客のトラブル?10月に、中部の重慶市で長江(揚子江)を渡る橋から路線バスが転落し、乗客乗員13名が死亡し2名が行方不明となる大事故がありました。バ...
今年の国家公務員採用試験は狭き門に
政府機関や国有企業が就職先として根強い人気人口世界一の中国では、経済成長に伴い大学進学率も上昇しており、現在では毎年1,000万人近くが大学に入学しています。大学生が増えれば、自ずと競...
万里の長城の修復保全プロジェクト
セメントやペンキで安易な補修がされる場所も万里の長城は、中国を代表する歴史的建造物で、ユネスコの世界文化遺産に指定されています。建設は紀元前、秦の始皇帝の時代に始まりましたが、現存...
証券会社の海外進出
本年に入り、中国政府は金融、特にこれまで銀行や保険に比べ遅れていた証券の分野での対外開放を加速しています。外資合弁証券会社の外国側出資比率は、以前は49%までの少数出資に限られていま...
親の振り見て我が振り直せ?
北京の有力大学である北京師範大学が、親の行動が子供に与える悪影響についての調査を行い、先月9月26日に結果を公表しました。調査は、小学4年生112,000名、中学2年生74,000名、ならびに教員31...
食の安全と医療サービスに対する市民の不満は強い
中国におりますと、大気汚染や食品の安全など、日本では気にならない健康への問題に悩まされることになります。幸い、大気汚染は近年かなり軽減され、特に秋は一年で最も空気が澄み、陽気も快適...
オリンピック・パラリンピック冬季大会に向けてのバリアフリー化の取組み
北京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、先々週の9月7日(金)に、2022年の大会開催に向けたバリアフリー対策のガイドラインを発表しました。中国では、2012年に、インフラの改善に主眼...
米中貿易摩擦で航空会社に逆風
世界第一位と第二位の経済大国である米中の間では、商用や観光での人々の往来が活発化し、近年、航空会社は新路線の開設や増便を進めてきました。米国の大手デルタ航空は、吸収合併したノースウ...
海外留学を終え帰国する若者が増加
中国の若者にとり、海外留学は大変魅力的なもので、高い人気があります。全国統一大学入試「高考」の熾烈な競争を回避できること、卒業後に良い就職機会と高い報酬を得られる可能性があること、...
来園客の餌やりに頭を悩ませる北京動物園
中国の動物園では、来園客が動物に食べ物などを与えることで、動物が健康を害し、最悪死に至る事件がしばしば発生しています。2015年には、上海の動物園で、来場客がレジ袋など食用に適さないも...
宿題に追われる中国の小中学生
中国政府の教育部(日本の文部科学省に相当)が、先月7月25日に、小中学生の学習と生活の状況に関する調査結果を公表しました。政府による同種の調査はこれまで行われておらず、今回が初めてと...
北京大学がキャンパスの見学希望者の事前登録制を導入
中国は、毎年6月に行われる全国統一大学入試「高考」に象徴される日本以上の学歴社会です。日本では、各地で夏の高校野球の地区予選大会が繰り広げられていますが、中国の中学校や高校では、日...
中国の電子決済サービスが日本でも広がる
中国でのキャッシュレス決済の広がりについては、本コラムでこれまでもご報告しており、また最近では日本でも報道される機会が増えています。最高額紙幣が100元(約1,700円)で、多額の支払を現...
子供連れの家族旅行の市場が成長中
中国では、子供時代に経済発展の恩恵を受け、比較的高い生活水準を経験した1980年代から90年代生まれの人々が子を持つようになり、子供を連れての家族旅行の需要が拡大しています。ホテルや娯楽...
全国統一大学入試「高考」が終了
先週6月7日(木)から6月8日(金)まで(一部では6月9日(土)まで)、中国全土で統一大学入試「全国普通高等学校招生入学考試(高考)」が行われました。日本のセンター試験は1月中旬頃の土曜...
サッカーワールドカップロシア大会は中国でも大注目
いよいよ6月14日(木)にサッカーワールドカップロシア大会が開幕します。昨日、日本代表選手23名が決定し、いよいよ本番間近となってきました。前回ブラジル大会以降、日本代表は監督の交代や...
成功を夢見て中国に渡る外国人
※2018/5/2から掲載日を隔週金曜日に変更しております。北京など中国の大都市には、頑張って一旗揚げよう、故郷に錦を飾ろうと夢見る人たちが全国から集まっています。住居費を初めとする生活費...
北京市政府が戸籍付与の要件を明確化
中国の戸籍制度は、日本とはかなり異なる、独特のものになっています。国民すべてが居住地(≒出生地)の戸籍を有し、戸籍を有する市、県などでのみ、社会保険や教育など公的福祉を受けることが...
就業形態の多様化で労働争議が増加
中国では、長きにわたって農業と工業が産業の中心となっていましたが、経済成長に伴い、サービス業が急成長し、従事する労働者も急増しています。農村部からの出稼ぎ労働者は、以前は工場や建設...
大気汚染防止のため石炭から天然ガスへの切替を進めるが
北京でも、ようやく陽射しが明るくなり、春本番となりました。木々が一斉に芽吹き、新緑が鮮やかです。先月末には一時最高気温が30℃に達し、半袖の出番となったのですが、その後寒さがぶり返し...