【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 45,752.26 ▼386.51 (11/20)
NASDAQ: 22,078.05 ▼486.18 (11/20)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って反落しました。エヌビディア[NVDA]が好決算を受け、前半は買いが優勢での推移となるも、中ごろから後半にかけて下落に転じたことや、ビットコインが9万ドルを割り込んだことが投資家心理の重荷となりました。
ダウ平均は428ドル高の46,567ドルで取引を開始すると、序盤は高値圏での推移となりました。しかしながら1時間ほどで上げ幅を縮小したダウ平均は、中ごろに下げに転じ、その後は軟調な推移となりました。後半は上昇材料にも欠けたことで、安値圏で一進一退に推移し、最終的には386ドル安の45,752ドルで反落して取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は486ポイント安の22,078ポイントで反落しました。S&P500株価指数も103ポイント安の6,538ポイントで反落しました。
2.経済指標等
発表が遅延されていた9月分の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比11万9,000人と市場予想を上回る雇用の伸びが示されました。一方で失業率は市場予想・前回結果より0.1ポイント高い4.4%となりました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち生活必需品の1業種のみが1.1%高となりました。10業種が下落し、中でも情報技術が2.7%安、一般消費財・サービスと資本財・サービスが1.7%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中8銘柄が上昇しました。20日に決算発表をしたウォルマート[WMT]が6.5%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。四半期の売上高が市場予想を上回ったほか、通期の収益見通しも上方修正したことが好感されました。トラベラーズ・カンパニーズ[TRV]などそのほか7銘柄は1%未満の上昇となりました。一方で22銘柄が下落し、シスコシステムズ[CSCO]が3.8%安、ボーイング[BA]が3.4%安、エヌビディア[NVDA]は前半に強含むも、終わってみては3.2%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、エヌビディアの下げに伴いAI関連も売りが優勢となりました。ソフトウェア開発のパランティア・テクノロジーズ[PLTR]が5.8%安、スーパー・マイクロ・コンピューター[SMCI]は6.4%安となりました。また、決算を発表したパロ・アルト・ネットワークス[PANW]は概ね市場予想に沿った決算内容となるも、投資家を納得させるほどではなく、7.4%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日比0.05%低い4.08%となりました。21日朝のドル円は157円台半ばで推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
エヌビディア決算から上昇が期待されたものの、先行きの不透明感が上回り米国市場は軒並み下落しました。これを受けて、本日の日本市場でも売りが優勢でのスタートが予想されます。ドル円が157円台半ばと円安進行している点は、輸出関連銘柄の支えとなるものの、限定的なものと考えられます。日中の株価材料には、10月の全国CPI(消費者物価指数)の発表があげられます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
