【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 37,798.97  △63.86 (4/16)
NASDAQ: 15,865.25  ▼19.77 (4/16)

1.概況

米国市場は小幅に高安まちまちとなりました。ダウ平均は一部銘柄に押し目買いが入り7日ぶりに反発しましたが、S&P500株価指数とナスダック総合株価指数は長期金利の上昇を受けてハイテク株の一角が売られたことで3日続落となりました。

257ドル高でスタートしたダウ平均は寄り付きを高値に伸び悩むと午後にはマイナスとなる場面もありましたが、21ドル安で下げ渋ると持ち直し結局63ドル高の37,798ドルで取引を終えています。一方でS&P500株価指数が10ポイント安の5,051ポイントとなったほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も19ポイント安の15,865ポイントとなっています。

2.経済指標等

3月の米鉱工業生産指数は前月比0.4%上昇し市場予想と一致しました。また、設備稼働率は78.4と前月から上昇しましたが市場予想を下回りました。3月の米住宅着工件数も年率換算で前月比14.7%減の132万1000戸となり市場予想を下回っています。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち不動産や公益事業、エネルギー、素材などの8業種が下げ、不動産と公益事業が1%を超える下落となりました。一方で情報技術と生活必需品、ヘルスケアの3業種が上げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄ではユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が決算で売上高が市場予想を上回ったことから5%以上上昇したほか、セールスフォース[CRM]とボーイング[BA]、IBM[IBM]も1%以上上げました。一方でジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が2%を超える下落となり、アップル[AAPL]も2%近く下げました。ハネウェル・インターナショナル[HON]とJPモルガン・チェース[JPM]、キャタピラー[CAT]、ゴールドマン・サックス[GS]も1%以上下落しています。

ダウ平均構成銘柄以外では、半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]が買いの投資判断を受けて2%近く上げました。モルガン・スタンレー[MS]も決算が市場予想を上回ったことで2%を超える上昇となりました。バンク・オブ・アメリカ[BAC]は決算で純利益が大幅な減益となったことなどから3%を超える下落となっています。

5.為替・金利等

長期金利は米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がパネル討論で、インフレ率の高止まりが続けば現在の高い政策金利を長く維持する可能性があると述べたことなどで0.06%高い4.66%となりました。ドル円は154円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国市場が高安まちまちとなったことから小動きでのスタートが予想されます。こうしたなか昨日までの2日間で1,000円以上下げた日経平均が自律反発の動きをみせるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)