・S&P500は10月27日の安値から堅調に推移しており、上値抵抗線を抜けてここまで11%上昇している。

・マーケットの成長は、金利はもちろん外せない要因だが、もう一つとしては企業業績がある。

・投資家のポジショニングとして機関投資家は過去12ヶ月間売り越し傾向であり、個人投資家も同様。一方でヘッジファンドや企業が買い越し傾向だった。

・マーケットでは金利やインフレ低下の示唆、企業業績の良さと、上がりやすい環境があり米国株は急激に上昇した。

・感謝祭から年末までのS&P500は、プラスになる確率は70%~73%。更に大統領就任3年目では感謝祭から年末までのリターンが通常よりも高い傾向にある。

・また、利上げが終わった後のS&P500の推移では、過去にITバブル崩壊など一部例外を除きプラスになっている。よほどの悪いサプライズがない限りはリターンが期待できるだろう。

・更にエマージングマーケット(新興国市場)は、米国の最終利上げ後にアウトパフォームしやすい傾向があるので注目しておくとよい。