松本大のつぶやきの記事一覧
相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。
毎週金曜日更新
不景気
世の中は不景気、不景気と言っていますが果たして本当でしょうか?ある程度の恣意的な強調があるのではないかと最近思い始めています。構造改革よりも景気対策が大切だと、抵抗勢力は声を大きくします−今は構造改革をする時ではないと−。では一体いつならばいいのでし...
ナノテク友達
中学・高校の同級生がナノテクの研究をしていることは以前にもつぶやきました。彼は大学助教授として研究しつつ、ナノテクのベンチャーも経営しているのですが、大学の研究室を訪問してみてビックリしました。ナノの世界の精巧な薄膜を作っているのですが、研究室は隙間...
新幹線
今日は日帰りで近畿まで出張に来ました。新幹線があるので、どこでも簡単に行けます。最近では八戸までも東京から3時間足らずで行けるというから驚きです。新幹線のお陰で昔の事情から考えると夢のような話ですが、果たしていいことばかりなのか、ちょっと気になります...
国債顛末
26日に予定していた財務省の直接訪問は、残念ながら延期されました。前から何度もつぶやいているように、私はこの個人向け国債は金融商品としては優れているのですが、そのディスクロージャーなどに問題があると思っています。債券ですからデフレに強い。インフレが起...
宇宙船
1972年3月2日に地球を飛び立った宇宙船パイオニア10号は、元々21ヶ月のミッションの予定だったそうですが、結局25年間も太陽系の外側の探索という使命を続け、その後も地球との交信を継続し、ようやく先月22日に交信を絶ったそうです。何ともスケールの大...
デジタル・ギター
ギターの名門、ギブソンがデジタル・ギターを販売すると聞きました。さて、デジタル・ギターとはナニモノでしょう?最初に思ったのは、「え?ギターってまだデジタルじゃなかったの?」という、何とも意味不明の漠然とした考えでした。しかしギターがデジタルってどうい...
個人の力
大量破壊兵器は本当にあるのか否か。実際に証明するには膨大な人数と時間が必要でしょう。戦争をする、しないの分析にも、膨大なデータ処理や思考プロセスがあるでしょう。そしてもし戦争になったら、これも膨大な人数と資源を費やします。しかし兵器の存在を判断するの...
福井総裁
日銀新総裁に元日銀副総裁である福井俊彦氏が決定したらしい。以前からつぶやきで書いているように、日銀総裁は政治職でも象徴職でもなく、正真正銘の現業であり、金融の専門家がなるべきだと考えてきました(本年1月16日付つぶやき参照)。その意味で、福井氏が新総...
カーボン・クレジット
御存知の方も多いと思いますが、京都議定書で有名な温室効果ガスの排出権はトレーディングされています。このトレーディングを仕事にしているコロンビア人の友人が、今日オフィスにちょっとだけ立ち寄ってくれました。二酸化炭素換算で1トンに当る排出権を1カーボン・...
青空
ロケットを発射するには、空高く飛んで行くきちんとした設計の躯体を造り、天気のいい日を選んで、燃料に火をつけます。株式市場も一緒でしょうか。きちんとした設計はコーポレート・ガバナンス。少数株主の利益を重視した経営、資本主義に根ざした考え方が必要です。空...
風邪
遂に、とうとう、風邪を引きました。年末から無理が続き、寝不足で、いろいろな人に会うことも多く、出張もあり、しかも社内は狭い閉鎖空間で風邪やインフルエンザだらけ。そういった環境に居ながら今まで何とか移されずに耐えてきたのですが、遂に引きました。私の鼻は...
ときメモ償還
遂に、あの「ときメモ・ファンド」が償還します。コナミさんと、世界初のゲームソフトの証券化の話を始めたのは3年ちょっと前です。全てが初めてでした。コンテンツの証券化、しかも投資信託という完全な形、個人向け、小口公募化。開発に1年掛かり、2年前の冬に募集...
個人向け国債
人気があるのか嫌われているのか分からない、いいものなのか悪いものなのか分からない、そんな複雑な金融商品が個人向け国債です。どういう立場で見るか、どういう条件の中で考えるかで自ずと答えは変わってくるのですが、私は一般的に言って個人にとっての金融商品とし...
株式保有制限延期?
銀行による株式の保有制限(銀行の株式所有を自己資本の範囲内に制限するもの)の導入の、既に決定・発表されていた2004年9月からの延期を自民党が検討し始めたそうです。このような適当なことは、いい加減にして欲しいと思います。ペイオフの話もそうですが、何で...
藤巻さん
昨晩、当社主催で藤巻健史さんによる勉強会を行いました。東京は雪が降りそうな寒い晩だったのですが200人近いお客様が集まられ、たっぷり2時間、藤巻さんの講義と、藤巻さんに対する私からの質問と回答、お客様からの御質問という内容で進めさせて頂きました。私か...
戦費負担
アメリカの戦費負担が気になります。数年前にプライマリー・バランスを果たしたにも拘らず、2001年10月から2002年9月までの会計年度では19兆円程度の赤字となり、昨年10月−12月の3ヶ月間の財政赤字幅は、既に13兆円程度にまで膨れています。もちろ...
債権者
今話題の個人向け国債は、賛否両論です。民間優良企業より格付けが低い『国』が発行体なのに何故人気が出るのか、日本経済の資金循環を考えると公的部門を減らしてもっと民間・市場で資金が活用されるようにすべきなのにこの国債はその要請に逆行するものではないか、国...
債券部
先日の『国債スペシャル』に書きましたが、私は元々債券オタクです。債券は発行体によって信用力も違いますし、満期とか利子という時間軸を伴った要素もありますから、とても複雑です。債券数理という言葉がありますか、実際数学科や物理科出身の人も多く働いていました...
ベストとベター
フィリピンのアロヨ大統領の話で、一つとても印象的なことがあります。テロを含め、国内が大きく乱れる中で、女性の大統領として国を統率してきた訳ですから、並々ならぬ苦労があった、そして今もあることは想像に難くありません。彼女が言うには、そういう厳しい時に、...
手口
東証が手口の全面非公開を決定しました。果たしてこれはいいことか悪いことか。いろいろな説があるでしょう。手口が見えなくなると思惑による売買がなくなるので、より正しい価格形成が期待できる、という説がありますが、私はこの説には懐疑的です。きちんとリスクを取...