元マイクロソフトの成毛眞さん、伝説のトレーダー藤巻健史さんとの鼎談が「トーキョー金融道」という本になりました。31日発売ですが、大手書店では既に店頭に並び始めているようです。その本のあとがきにも書いたのですが、成毛さんが誰でも疑問に思うような質問をし、藤巻さんと私が、金融界の人間であれば誰でも知っているような回答をする、ただそれだけの内容です。そう言うとあたかも極めて常識的な内容のように聞こえますが、実際に読んでみると世間の活字に書かれていることからは大きくかけ離れた非常識とも思える内容になっています。常識が非常識になる。或いは非常識が常識となる。そんな不思議なことが頻繁に起きるのが最近の日本です。金融に限らず、或いは日本に限らず、このような「ギャップ」は至る所に散見され、それらを埋める作業が極めて重要になってきていると感じています。