日本って本当に呑気な国だと思います。戦争が始まりそうで、世界中で反戦のデモが大々的に行われている中、我が国では左程騒ぎになっていません。近くの国がミサイルを撃とうとしていても、ほとんど他人事であり、危機感は感じられません。もし実際にミサイルが飛んできても、それでも皆居酒屋で、「本当に来ちゃったねー」と言って、いつもと変わりなく飲んでいるのではないかと思われます。これは偉大な才能かも知れません。安全保障問題に限らず、不良債権問題とかでも、銀行員や関係する役人が、「やばいよねー」とか言って、また普段と変わりなく暮らしていくのです。国全体がコックリコックリ居眠りをしているような、そんな感じです。この国民性はどこから来るのでしょうか。元来農業国だから?いやいや、農業大国であるフランスは血気盛んです。ほとんど単一民族に近く、ほぼ一つの言葉を話し、そこはかとなく、そしてでーんと力強く、平和感が蔓延しているからでしょうか。「のんき」というと呑喜という好きなおでん屋があり、耳に響きのいい言葉だったのですが、最近耳障りが悪くなってきました。
(訂正:一昨昨日の<つぶやき>において、「因みに当社は、信用取引において新規建て時にストップロス注文が設定できる唯一のオンライン証券です」との記載がありましたが、他に類似の実施例がございました。不適切な表現でした。お詫びして訂正致します。)
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。