松本大のつぶやきの記事一覧

相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。

毎週金曜日更新
松本大のつぶやき
ソウル・サーチング
世界中の人とZoomなどで話しますが、本当に世界はこの2年間で大きく変わったんだと、痛感します。コロナ禍で変わり、更にロシア・ウクライナ危機で決定的に変わりました。それは働き方が変わったとか、それだけの問題ではなくて、人生や社会に対する価値観が大きく変わ...
春が来た
暑さ寒さも彼岸まで。昨日の雪と冷たい風は、冬の終わりを告げる天気だったのでしょうか。今日の東京は穏やかな天気で、株式市場も騰がり、当社グループの株も騰がり、東京の電力需給逼迫警報も解除され、急に春っぽさが強くなってきました。街をちょっと歩いてみても、...
春の雪
今、東京では雪が強く降っています。「君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ」・・・古今集春歌上巻に収められた、光孝天皇が親王時代に詠んだ9世紀の歌です。あなたのために春の野原に出て若菜を摘んでいると、私の袖には雪が降っています、...
春分三連休
今日は寒いですね。二十四節気で今は啓蟄ですが、三日後、月曜日は春分です。暑さ寒さも彼岸まで、とも云いますし、まさに今、季節の切り替え時期が目の前に来ているのでしょう。そんな中で、本格的な春の中へジャンプするために、今グッと屈んだ、そんな感じでしょうか...
起業家
昨日、スタートアップ企業のピッチコンテストの審査員をしました。この手のことは、古くは20年ほど前からしばしば行ってきました。私もその間に随分歳も取り、経験も広く長くなりましたし、スタートアップ(昔はベンチャー)企業のやろうとしていることも、経営者(起業...
なりたい職業
第一生命が行ったアンケート調査では、小学生男子の大人になったらなりたい職業の第一位は去年と同じで「会社員」だったとのこと。コロナ禍の中でも職が安定しているなどが背景にあるようです。えー!?マジかよー!と思ったのですが、実は私も19歳まで、いや概ね大学を...
SNSの威力
今回のウクライナ危機。今までだってグルジア(ジョージア)とか様々なところで同じようなことは起きてきた訳ですが、今回ほど世界の注目を集めている例はないと感じます。日本では特にそれは顕著で、海外ではもっと世界の他の場所でのことにも関心を持っているのが通常...
日本海側
週末に、由があり永平寺に行きました。小松空港を降りてちょっと行った海岸で空と海を眺めるとF15戦闘機が轟音を立てて何機も飛んでいき、東尋坊近くの海岸に出るとハングルや中国語の書かれた(ベトナム語もありました)ポリ容器などが普通にいくつも打ち上げられてい...
11年
東日本大震災から11年が経ちました。あんな悲劇は天災でも人災でも、何十年も見ないだろうと思ったら、コロナ禍はある、ウクライナ侵攻はある、他にも数え切れない天災も人災もあって、地球の時の流れは密だと思います。そして私の周りの人の営みも、米トレードステーシ...
韓国大統領選と日本
韓国の大統領選、1%未満の僅差で勝敗が決するという結果になりました。アメリカの大統領選も同様ではありましたが、韓国の政治はポピュリズム的な性格が強いので、アメリカ以上に今後の政治が難しいでしょう。反対側の意見を聞かなければ次回の選挙では負けて、そして...
春爛漫、とまでは云えないまでも、春がどんどん身近なところではしゃいでいます。我が家のベランダではミモザが大騒ぎで咲き誇っていますし、ローズマリーも咲き、街のあちこちでは梅が咲いています。つい数日前に代官町通りを通った時はまだ色がありませんでしたが、そ...
飛梅
「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」ー拾遺和歌集に収められた菅原道真の歌です。九州太宰府に左遷される道真が、京都の家の梅の花に対して詠んだ歌です。東風が吹いたら、梅の花よ、ちゃんと匂いをおこして自分の所に届けてくれよ。主人...
日本の主体性
ロシアの暴走はどこで止まるのか?ウクライナが止められるのか?ロシア軍のプーチンに対するクーデターが起きるのか?ロシア国民がプーチンを引きずり下ろすのか?NATOがロシアと闘うのか?アメリカがロシアと闘うのか?中国がロシアを止めるのか?エネルギーはロシアの...
お医者さんが急に混む
私は毎月のように行きつけの内科医で血液検査をしているのは、前にも書いた通りです。備えあれば憂いなし。普段から移動平均線的にカラダをモニターしています。で、今日も午前中にちょこっと寄りました。そしたらなんと満員。結局採血だけして仕事に戻り、午後に先生と...
国は物語が作る
「サピエンス全史」のハラリ氏の書いた「プーチンが歴史的敗北に向かって突き進んでいるように見える」という(WhyVladimirPutinhasalreadylostthiswar:英TheGuardianの)記事が、中々心に染み入ります。(前略)国というものは、突き詰めて言うと、物語の上に築かれる...
プーチン
ひとりの人間が出来ることには限界があるとも云えるが、同時にひとりの人間が惹き起こすことには限界がないとも云える。今回のウクライナ危機を見ていると、正にそう感じます。プーチンひとりの力はオートバイ一台よりも小さく、工作用機械と喧嘩すれば一瞬でやられてし...
戦争
ロシアに対する金融制裁がどれだけ速くてかつ効果的であるか、昨日のつぶやきで書きました。ドル建てで見たロシアのGDPを一瞬にして半分にし、かつ世界との交易を極めて難しくし、国内での物不足と強烈なインフレを惹き起こす。これは普通の経済制裁より遙かに大きい攻...
金融という安全保障
この週末に、いくつかの大きな出来事がありました。ロシアに対する金融制裁です。経済制裁ではありません。金融という狭い分野での、しかしその性格上速くて、そして今回は深い制裁です。ひとつはSWIFT(スイフト)に於けるロシアのいくつかの銀行との決済を止めること...
ロシアの人
ロシアの人々は今、何を思っているのでしょうか。モスクワ証券取引所の指数は一日で40%売られ、ルーブルも10%売られました。一部のロシアの人の国外資産は凍結されます。ほとんどのロシアの人にとっては、今回のウクライナ侵攻は、悪い知らせでしかないでしょう。イデ...
ウクライナに思う
「てふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った」ーこれは安西冬衛の一行詩ですが、中学か高校生の時に読んだ時、あまり感傷を抱きませんでした。私は詩が好きで、詩を読むとその詩人の心の風景がなんか見える気がするのですが、なんかそういったものが伝わって来ませんでした...