今日は夏至ですね。日本も夏至、ニューヨークも夏至。北半球では夜が一番短い日です。
昨晩は未明に起こされ、ちょうどホテルの部屋の窓が東向きだったので東の空を見ると、北東の地平線に近い所から南の空に向かって上がって行く感じで、金星(ヴィーナス)、天王星(ウラヌス)、火星(マーズ)、木星(ジュピター)、海王星(ネプチューン)、月、土星(サターン)、冥王星(プルート)がほぼ一直線に並んでいました。これだけ多くの惑星が並んで見えるのは、20年程度に一回のことのようです。
目視出来るのは金星、火星、木星、月、土星だけでしたが、明けの明星・金星は美しく、そして木星も月の側で光り輝いていました。「夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月やどるらん」ー古今集に収められた清原深養父の歌は、永遠の輝きがあります。ここ数日の夜明け前の空は、あっと云う間に終わってしまった夜にまだ彷徨している、そして夜が明けてもまだ暫くはいる遊び人のような月と、夜が明けるまでしかいない美しい金星と木星がちょっと戯れているような、そんな感じがします。
夏至は、夜を徹して活動をするのが似合う頃です。でも寝不足にならないように気を付けましょうね!