昨日ふらっと寄った書店で、雑誌「ユリイカ」を本当に久し振りに探してみました。何かお目当てがあった訳ではなく、ふと、数十年ぶり?に、探してみたくなったのです。ありそうな場所に見つからず、やはり廃刊になったかなぁ、と思ったのですが、店内データベース検索するとちゃんとあるので、指定の本棚を探すと、果たしてありました。
高校生の頃、たまに(以上か)読んでいましたが、物理的な本の雰囲気は当時とあまり変わっていないのですが、中身は随分違う気がしました。「詩」がないのです。あれれ?表紙を見ると、ちゃんと「詩と批評」と書いてありましたが、手に取った号には詩はありませんでした。詩はもう絶えてしまったか。詩って、生産に向かないですよね。しかもあの言葉少なさだと、組み合わせに限りがあって、もう既にいい詩は書き尽くされてしまったか。そんな筈もないでしょう。
この号だけがそうだったのでしょう。が、いまサイトでバックナンバーを調べてみると、5月号は「菌類の世界」でした。え?でも面白そう。ポチッと押してしまいました。詩の研究も菌類の研究も、ま、似てるっちゃあ似てるか?昔から詩の愛好家はマイナーな存在なのです。ウシシ。