【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,310.32  ▼179.71 (4/23)
NASDAQ: 24,438.50  ▼219.06 (4/23)

1.概況

米国市場は主要3指数揃って反落となりました。ホルムズ海峡の封鎖が長期化することが懸念され、エネルギー供給の悪化が意識されました。

ダウ平均は205ドル安の49,284ドルで取引を開始し、小幅な上昇が継続し日本時間23時57分に32ドル高の49,522ドルでこの日の高値をつけました。その後は下落し、628ドル安の48,861ドルでこの日の安値をつけました。以降は徐々に回復したものの179ドル安の49,310ドルで取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は219ポイント安の24,438ポイント、S&P500株価指数は29ポイント安の7,108ポイントで揃って反落しました。ラッセル2000は10ポイント安の2,775ポイントで反落となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち5業種が上昇しました。公益事業が2.8%高となりました。資本財・サービスが1.8%高で続き、生活必需品が1.7%高となりました。一方で、情報技術が1.5%安、一般消費財・サービスが0.9%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中16銘柄が上昇しました。キャタピラー[CAT]が3.3%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]が2.7%高で続き、コカ・コーラ[KO]が2.2%高となりました。一方で、14銘柄が下落し、セールスフォース[CRM]が8.7%安、アイビーエム[IBM]が8.3%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、テスラ[TSLA]は第一四半期決算で利益が予想を上回ったものの、決算説明会で資本支出の大幅拡大を計画しているとの説明があったことで3.6%安となりました。また、バイオのリジェネロン・ファーマシューティカルズ[REGN]は米政権との薬価引き下げ合意と、270億ドル規模の米国内での製造計画などが好感され、2.6%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.02%高い4.32%となりました。また、24日朝のドル円は159円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は揃って反落となりました。トランプ米大統領がホルムズ海峡での機雷除去作業において、機雷を敷設する船舶を見つけた場合、撃沈するよう命じたことなどからホルムズ海峡の封鎖の長期化へ懸念が広がっています。それに伴い、原油価格も上昇しています。夜間の日経平均先物は260円安の58,880円で取引を終えており、本日の日本市場はアメリカの流れを引き継ぎ、売りが優勢でのスタートが見込まれます。また、日本では寄付き前にCPI(全国消費者物価指数)の発表があります。個別株では、キヤノン(7751)が2026年12月期の連結純利益を前期比微増の3330億円となる見通しを発表し、従来予想から下方修正したことから、注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)