先週(8月11日週)日本はお盆休みという週でしたが、BTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)は高値を更新し、マーケットは大きく乱高下しました。ドル建てでは、BTCは史上最高値を一瞬更新し、その後反落。ETHも史上最高値まで目前というところまで上昇しました。
暗号資産は8月12日の米CPI(消費者物価指数)の結果を受けて急上昇したのですが、14日に発表された米PPI(生産者物価指数)の結果を受けて急落。週末は乱高下するも、日曜日(8月17日)の早朝にかけて再び反落してきた格好です。
場合によっては、短期的な弱気相場入りの可能性が出てきました。4月下旬の安値から一本調子で上昇をしてきたため、1ヶ月程度の調整があってもおかしくありません。個人的には2~3週間ベア目線に切り替えるつもりです。
BTC(ビットコイン)はダブルトップ形成か?目先1,620万円が重要ライン
BTC/JPY週足分析です。小さなダブルトップを形成中でしょうか?ネックラインは1,655-1,660万円付近に引けるサポートラインです。ここを下抜けると下落がさらに加速するでしょう。
史上最高値を更新後、反転し下落してしまい、上髭を残して週足陰線クローズという形はテクニカル分析的にはダメージが大きい状況でしょう。私自身はターゲットをSMA30(黄色)付近に推移する1,500万円ぐらいとイメージし、ショートトレードを開始しました。日足でもう少し詳細を見ていきましょう。
BTC/JPY日足チャート分析です。1,620万円前後が5-6月の高値付近のため、ここにサポートラインを引くことができます。さらに、SMA90(水色)が似たような価格帯で推移しているため、この水準が日足レベルでの買い場となりそうです。
その下にはSMA200(橙)が1,470-1,480万円付近で推移しています。週足SMA30も同水準で推移していることからテクニカル的なサポート要因が多めです。私は、第2ターゲットを1,500万円割れ程度と意識し、この二つの価格を意識したショートトレード、及び押し目買いポイントとして定めて、今週(8月18日週)はトレードをしていく予定です。
MACDは0.00付近まで沈下しています。マイナス圏に転じると下落トレンドが加速しやすいため、期待したいと思います。
ETH(イーサリアム)は60万円割れも意識、58万円台まで下落する可能性
ETH/JPY日足チャート分析です。BTC同様に調整局面に入ったと考えます。私自身は下値の目安として、7月下旬につけた58-59万円の価格帯を意識し、ショートトレードを実行していく予定です。
この水準はSMA30(黄色)が推移しているポイントでもあるので、サポートされやすく、調整ポイントとしては良い目安ではないでしょうか。MACDはダイバージェンスしているため、現状レベルからの反落は下落トレンド加速につながりやすいと考えます。
ETH/JPY4時間足チャートです。時間足レベルでは61万4,000円~61万5,000円付近にサポートラインを引けます。SMA90(水色)とも重なりやすいポイントです。そのため、第1ターゲットとして、この水準までの下押しを今週(8月18日週)中にトライすると考え、短期ショートトレードを開始したいと思います。
さらに、ここを割り込む場合は、SMA200(橙)が矢印の角度で上昇してくると思われるため、週末~来週(8月25日週)あたりに下落トレンドが加速していた場合は、この水準までの押し目を想定します。
58万円台で推移するなら、前述した日足のサポートにも重なり、買い場になりやすいでしょう。今週は、この付近までの最大の押し目を期待し、ショートトレード及びドテン買いを狙った戦略で考えたいと思います。
