ハネウェル・インターナショナル[HON]決算:1株利益は2.58ドルで市場予想を上回る
ハネウェル・インターナショナルは、旧式のサーモスタット装置を製造し、1885年にアルバート・バッツによって創設されたButz-Thermo Electric Regulatorを前身とする。他の発明には、生分解性洗剤や自動操縦などがある。現在は、世界的に多様な産業へと対応する巨大企業であり、最大規模の設備のインストールベースを有する1社である。エアロスペース・テクノロジーズ(2023年の会社収益の37%)、インダストリアル・オートメーション(同29%)、エネルギーおよび持続可能性ソリューション(同17%)、ビルディング・オートメーション(同17%)の4つの事業部門で事業を展開している。より少数の最終市場に焦点を当て、一連の長期的な成長トレンドに合わせていくつかのポートフォリオ変更を行っている。インストールベースの拡大に熱心に取り組んでおり、収益の30%を定期的なアフターマーケットサービスから得ている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比6%増の97.28億ドル (市場予想は98.78億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.58ドル(市場予想は2.51ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。
ユナイテッド・パーセル・サービス[UPS]決算:1株利益は1.76ドルで市場予想を上回る
ユナイテッド・パーセル・サービスは、世界最大級の小口貨物配送業者である。500機を超える航空機、10万台以上の運送車両を管理し、数百ヶ所に仕分施設を運営し、1日平均2,200万個を超える荷物を世界各地の住宅および企業に配送する。米国国内小口貨物が売上高の約64%、国際小口貨物が20%を占める。残りは海上フレイト・フォワーディング、トラックロード仲介、請負ロジスティックが占めている。現在、トラック輸送仲介部門であるCoyoteの「戦略的代替案」を模索している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比5.4%増の222.45億ドル(市場予想は221.57億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・ 1.76ドル(市場予想は1.63ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。ただ、通期のガイダンスでは売上高見通しを下方修正し、予想を下回った。
ユニオン・パシフィック[UNP]決算:1株利益は2.75ドルで市場予想を下回る
ユニオン・パシフィックは、ネブラスカ州オマハに本社を置く、北米最大の民間鉄道会社である。鉄道網は米国西部の3分の2を網羅し総延長距離は3万マイルを超える。石炭、工業製品、インターモーダル貨物、農産物、化学製品、肥料、自動車などの輸送事業により、年間売上高はおよそ240億ドル(2023年度)に上る。メキシコの鉄道会社フェロメックスの株式の約4分の1を保有しており、メキシコ間の輸送事業が売上高の約10%を占めている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比2.5%増の60.91億ドル(市場予想は61.38億ドル)
★1株当たり利益(調整済み)・・・2.75ドル(市場予想は2.79ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を下回った。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きとなろう。
Tモバイル[TMUS]決算:1株利益は2.61ドルで市場予想を上回る
Tモバイルは、2013年にドイツテレコム傘下のTモバイルUSAとプリペイド(料金先払い)通信サービスを専門とするMetroPCSの合併により誕生し、米国第2位の規模をもつ無線通信事業会社となった。ポストペイド(料金後払い)契約顧客数は、7,600万人、プリペイド(料金前払い)契約顧客数が2,200万人にのぼり、米国のリテイル携帯電話市場で30%近いシェアを有する。2021年に固定無線ブロードバンド市場に積極的に参入し、現在では約500万の住宅および企業顧客にサービスを提供している。さらに、再販業者に卸売りサービスの提供もしている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比4.7%増の201.6億ドル(市場予想は200.1億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.61ドル(市場予想は2.43ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
250ドルを目指す展開が予想される。
アメリカン航空グループ[AAL]決算:1株利益は0.30ドルで市場予想を上回る
アメリカン航空グループは、航空機、定員、予定有償旅客マイルで世界最大規模の航空会社である。シャーロット、シカゴ、ダラス・フォートワース、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、フィラデルフィア、フェニックス、ワシントンDCを米国の主要なハブ空港とする。中南米と米国の目的地を結ぶ米国の航空会社全体の収益の30%以上を生み出している。大規模な航空機リニューアルを完了し、米国の従来からある航空会社のなかで最も新しい航空機を保有している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比1.2%増の136.47億ドル(市場予想は134.99億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.30ドル(市場予想は0.14ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
15ドル超えから、投資タイミングを図ることになろう。