◆週末は日米の金融関係者が集うシンポジウムで小田原にいた。土曜日の夜は基調講演~ディナーがあり、ラグビー・ワールドカップの日本対サモア戦を観ることはできないと思っていたが試合終了間際の熱闘をホテルロビーのテレビで観ることができた。スクラムの応酬からボーナスポイントを獲得する最後のトライ、鮮やかな勝利にシンポジウム参加者の多くが集まって歓声をあげた。

◆スポーツニュースはラグビー・ワールドカップ一色だが、実は陸上の世界選手権もドーハで開かれている。サモア戦と同じ日に男子400メートルリレー決勝が行われ、日本はアジア新記録で2大会連続の銅メダルを獲得した。8位以内に入って来年の東京五輪の出場権も獲得した。これまた素晴らしい快挙だが報道の扱いは小さい。それを言うならバレーボールのワールドカップで日本男子は初戦のイタリアをストレートで破るなど健闘しているが報道されることは少ない。

◆スポットライトの当たり方に差がつくのは仕方ない。光の濃淡どころか光の当たらない陰もある。報道されることのないマイナースポーツの競技者。試合に出られず敗れ去っていった者。舞台裏を支えるスタッフ。栄誉を浴びる一握りの者の陰に、多くの知られざる者がいる。相場の世界も同じで、カリスマ・トレーダーがひとりいれば、その陰に何千、何万もの負け組がいる。書店にいくと「カリスマが教える株式投資必勝法」のような本があるけれど、大勢のひとが勝てる投資法などあるはずがない。

◆時はまさにスポーツの秋。ラグビー、陸上、バレーボールに、ゴルフは女子の日本オープン、プロ野球はクライマックスシリーズだ。スポーツ好きにはたまらない時期だろう。1週間後は「体育の日」。「体育の日」は今年限りで来年からは「スポーツの日」に改称される。よし、僕も一念発起して今日からジョギングでも始めようか、と思って外に出たら雨がぽつり。やっぱり、走るのは明日からにしよう。いや、タイミングがいいから1週間後の「体育の日」からにしようか。ええい、そこまで延ばすならいっそ来年の「スポーツの日」からにしよう。