マネックスのオフィスからは真下にある東京駅の南側の線路が、まるでジオラマにようによく見えます。様々な電車が行き交い、中々楽しいものです。電車の車両の屋根がまざまざと見えるというのも、もしかしたら珍しいことかも知れません。車両数をふと数えてみると、京浜東北線と山手線で数が違うことを初めて知りました。更にパンタグラフの数を数えてみると、京浜東北線は10両編成でパンタグラフは2機、山手線は11両編成でパンタグラフは3機、一方新幹線は16両編成でパンタグラフは2機だけでした。随分バラバラなので、何故だろうか興味が湧きました。この手の話は本当に詳しい人がいるもなので、先ず間違いなく不正確だとの御批判を頂きそうですが、どうやら山手線の類はパンタグラフが付いている車両にのみモーターが付いており、新幹線は空気抵抗を下げる為にパンタグラフは2機だけであっても、モーターは殆ど全ての車両に付いているようです(例えば500系など)。
新幹線はかなりのスピードを出しながら、岩盤の弱いところやカーブを通過して行くので、特定車両だけ重くし過ぎないで、全体のバランスを取りながら、高運動能力を持たせているようです。クルマで言えばポルシェ959とか、かつてのスカイラインGTRのような発想でしょうか。しかしこのように乗り物への興味が尽きないのは大概男性ですが、何故でしょうかね?
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。