銀座の街に早くも風鈴屋さんが出始めました。
7丁目辺りの街角で、天秤棒に担いで歩いたり、或いは棒の上に座り込んだりしています。あの風鈴の多重奏の音が聞こえてくると、夏がそこまで来ていることが実感として迫ってきます。あの音を聴いただけで、頭の中は浴衣、朝顔、新子などを次々に一瞬のうちに連想してしまいます。しかし風鈴の音は何故夏を想わせるのでしょうか?ジングル・ベルが風鈴で奏でられたらどんな感じでしょう?夏の街にジングル・ベルが鳴ったらどうでしょう?音自体に夏っぽさや冬っぽさがあるのでしょうか?或いはこれはあくまでも刷り込み現象であり、潜入観念のなす業なのでしょうか?いずれにしても、これからの数ヶ月間は、私が最も好きな季節です。何処かウキウキする気持ちになります。
そう言えば「夏の風物詩」という言葉はよく耳にしますが、「冬の風物詩」とはあまり聞きません。グーグルで検索すると、夏の風物詩は33千、冬は12千、春が7千、秋が5千でした。理由は分かりませんが、妙に納得できる気もしますね。