私はゲームセンターが大好きです。ゲーセンと聞くだけで心が躍ります。小さい頃も好きでしたが、(大きな声では言えませんが)未だに大好きです。ブロック崩し、スペースインベーダー、ギャラクシアンから始まって、最近の太鼓や三味線まで、ありとあらゆるゲームを遊びましたが、いつの時代も一番好きだったのは運転系のゲームです。ハングオン、ラリー、戦闘機、スペースシップ。特に衝撃フィードバックがあるものや、自分の身体がくるくる回ってしまうものなんかが最高です。
しかし歳には勝てず、最近明らかに動体視力が落ちてきていることを痛感します。レースでかつては1位が基本だったものが、最近では8位になったりすると悲しくなります。シューティング系も好きですが、こちらはあまり腕が落ちないので、動体視力はあまり使ってないようです。ところで動体視力の低下は、歳のせいではないかも知れません。毎日紙やPC上の活字ばかり見ていますから、動体視力が落ちるのは当然といえば当然です。しかし新聞もウェブも、常に隅っこにある情報も素早く拾おうとしてますから、画面の端から敵が出てくるのをすかさず撃つのは得意なのかも知れません。漫画やアニメ同様、ゲーセンも世界的に見て日本のお家芸のようですが、子供文化が秀でているのでしょう。それが大人になるにつれ、文化的にだんだん諸外国に劣っていってしまう部分が多いのは、なんか不思議ですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。