今日の東京は寒いです。実際の温度はそうでもないかも知れませんが、雨のせいでとても寒く感じます。先日、懇意にして頂いている或る社長さんから食事中に聞いたのですが、これは比熱のせいだそうです。な〜るほど。水分があると、比熱が大きくなるので熱を奪い易くなる。乾燥している所では、仮に零下20度とかでも、熱を奪う媒体がないのであまり寒くならない。風が吹くと話は別で、身体の回りの熱気をどんどん吹き飛ばしますから、寒く感じることになります。逆に暑い所でも理屈は一緒です。湿気の高い所では暑さは耐えられませんが、ハワイのように乾燥している所では、それほど苦になりません。サウナも同じ原理でしょう。こんな理屈は、極めて初歩的な物理の筈ですが、言われてみないと中々気付かなかったりします。理科ってやっぱり面白いですね。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
-
ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。