警察庁の発表によると、今年の正月三が日の神社・仏閣への参拝客の数は、昨年より267万人多い8889万人で、統計のある1974年以降で最多だったそうです。
晴天のせいではないかとのことですが、それだけでしょうか。苦しい時の神頼みではありませんが、景気回復への願い、或いは景気が良くなりつつある時点での勢いづけなどから、このような結果になったのでしょうか。言われてみると確かに元旦の地元の神社も、昨日社員大勢と一緒に行った当社の氏神様である山王日枝神社も、例年よりも参拝に並んでいる人が多かった気がします。私はわりと験を担ぐので神社は馴染み客なのですが、毎年毎年ずっと同じ様式を維持し続けてきている「神社」というシステムは中々興味深く常々思っており、まるでタイムスリップしたように古の趣を保っている神社と境内というのも都心でも何ヶ所もあり、正月でなくともふらっと行きたくなるものです。折角の文化ですから、これからも大切に保存されていくといいと思うのですが、土地を売ってビルの中に入るという寺院はたまに見かけますが、神社はそのように近代化されていかないのには何か制度的に理由があるのでしょうか。