今週(3月16日週)はFOMCや日銀金融政策決定会合が開催予定
3月16日の日経平均株価は3日続落となりましたが、日足のローソク足は陽線を形成し底堅い動きをみせました(図表1)。メジャーSQ値(52,909.45円)が下値として意識されたほか、中銀イベントを前にヘッジファンドなどの短期筋の売り仕掛けも限定的だったようです。
今週はFOMC(連邦公開市場委員会)が3月17~18日、日銀金融政策決定会合が3月18~19の日程で開催されます。ECB理事会も3月18~19日に開催されるほか、3月19日にはワシントンで日米首脳会談が予定されています。
日銀会合では政策金利の現状維持の可能性が高い
日本株がFOMCの結果やパウエルFRB(連邦準備理事会)議長による記者会見の内容に反応するのは、3月19日となりそうです。午後には、日銀会合の結果を織り込む展開となるでしょう。3月19日の引け後に行われる植田日銀総裁の会見内容を現物市場が織り込むのは、3連休明けの3月23日になる見通しです。
日銀会合では政策金利の現状維持の可能性が高いですが、植田総裁がどのようなメッセージを市場に発信するかが注目ポイントです。会見内容次第では為替市場が大きく反応する可能性があります。また、3月19日の米国株の動向なども織り込んだ日経平均先物は、夜間取引から祝日取引が実施される3月20日(春分の日)にかけて、変動が大きくなる展開が予想されます。
2026年4月は好転サインが鮮明になることで、米ドル高・円安方向へ一段と動く可能性
当面の円高を否定する動きにつながる可能性
為替市場の米ドル/円相場は、2月中旬の1ドル=152円台から足元では159円台まで上昇してきました。1月後半の安値(谷)と2月中旬の安値(谷)の間に形成した2月9日の高値157.72円(山)を超えたことは、当面の円高を否定する動きにつながる可能性が高いとみられます(図表2)。
2025年9月16日付け「当面は米ドル円相場に留意か」で解説した、月足の一目均衡表でみた米ドル/円チャートについて振り返ります。当時の注目点は、2025年10月に強く米ドル高・円安になるか、それとも強く米ドル安・円高になるかという点で、その振れた方向に当面のトレンドが発生すると予想しました。結果的に2025年10月は米ドル高・円安方向に抜け出る格好となり、足元までの米ドル高・円安基調につながっています。
短期線が長期線を上回る好転サイン
現状の再び注目点として、2026年2月から月足の転換線(図表3、橙色線)が基準線(図表3、紫色線)を上回ってきた点が挙げられます。このことは、短期線が長期線を上回る好転サインが出始めていることになります。
2026年4月は好転サインが鮮明になることで、米ドル高・円安方向へ一段と動くシナリオが考えられます。「良い円安」「悪い円安」といった区別に関係なく、日本の外需企業の業績面には恩恵が大きいでしょう。原油高が収益の足かせになったとしても、円安がカバーするという発想がある限り、日本株の相対的な底堅さは保たれるのかもしれません。
