【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 49,533.19 △32.26 (2/17)
NASDAQ: 22,578.38 △31.71 (2/17)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って上昇しました。米国とイランの核問題に関する協議が進展しているとの観測が浮上し、地政学リスクの緩和が投資家心理の改善につながりました。
ダウ平均は上昇して取引を開始すると、終日を通して方向感に欠ける展開となりました。寄付き後は早々に下落に転じ、一時49,169ドルまで下落してこの日の安値をつけました。その後は持ち直し、13日終値である49,500ドル付近で一進一退に推移しました。中頃には上げ幅を拡大し49,732ドルまで上昇する場面が見られましたが、勢いは続かず、最終的には32ドル高の49,533ドルで続伸となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は31ポイント高の22,578ポイントで5営業日ぶりに反発、S&P500株価指数は7ポイント高の6,843ポイントで続伸となりました。
2.経済指標等
2月のニューヨーク連銀製造業景気指数は7.1と市場予想(6.3)を上回りました。一方で前回結果7.7から低下しています。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち4業種が上昇しました。不動産と金融が1%上昇となったほか、情報技術と資本財・サービスが0.5%上昇しました。一方で7業種が下落となり、中でも生活必需品が1.5%安、エネルギーが1.4%安、素材が1.2%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中15銘柄が上昇しました。アップル[AAPL]が3.2%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ナイキ[NKE]が2.7%高で続き、アメリカン・エキスプレス[AXP]が2.1%高、ビザ[V]とトラベラーズ・カンパニーズ[TRV]が1.7%高となりました。一方で、ウォルマート[WMT]が3.8%安となったほか、セールスフォース[CRM]が2.9%安、スリーエム[MMM]が2.4%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、パラマウント・スカイダンス[PSKY]がワーナーブラザース・ディスカバリー・インク[WBD]が同社との買収交渉を再開すると表明したことが材料視され、4.9%高となりました。医療機器メーカーのダナハー[DHR]は同業のマシモを約99億ドルで買収すると発表したものの、財務負担が懸念されて株価は冴えず2.9%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は、前週末比0.01%高い4.06%となりました。18日朝のドル円は153円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場は上値材料が限定的となりましたが、主要3指数が揃って上昇しました。地政学リスクの後退も投資家心理の改善につながり、本日の日本市場もこれを好感して買いが優勢でのスタートが見込まれます。日中の材料には、特別国会が召集され首相指名選挙が行われるほか、2025年1月の貿易統計の発表などがあげられます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
