【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 46,993.26  △46.85 (3/17)
NASDAQ: 22,479.53  △105.35 (3/17)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って続伸しました。米国の長期金利上昇が一段落したことを受け、一部ハイテク株や景気敏感株に買いが入りました。また、ホルムズ海峡を巡って、米国家経済会議(NEC)のハセット委員長が、タンカーが同海峡を通過し始めていると述べたことも、投資家心理の改善につながりました。

ダウ平均は139ドル高の47,085ドルで取引を開始しました。序盤に上げ幅を拡大し、日本時間22時42分に481ドル高の47,428ドルと、この日の高値をつけました。その後は伸び悩み、上げ幅を縮小しました。中盤以降は小幅高圏で横ばいに推移し、最終的には46ドル高の46,993ドルで続伸となりました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は105ポイント高の22,479ポイント、S&P500株価指数は16ポイント高の6,716ポイントでともに続伸となりました。また、小型株で構成されるラッセル2000は16ポイント高の2,519ポイントで同じく続伸となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇しました。エネルギーと一般消費財・サービスが1.0%高となりました。一方でヘルスケア、生活必需品、公益事業といったディフェンシブセクターが1%未満の下落となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中14銘柄が上昇しました。アイビーエム[IBM]が2.8%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ウォルト・ディズニー[DIS]が1.7%高で続き、アマゾン・ドットコム[AMZN]が1.6%高となりました。一方でジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が2.1%安となりました。セールスフォース[CRM]が1.5%安、アムジェン[AMGN]が1.4%安となりました。エヌビディア[NVDA]は0.7%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、医薬品のイーライ・リリー[LLY]がアナリストの投資判断と目標株価の引き下げを受けて、5.9%安となりました。デルタ航空[DAL]は第1四半期の売上高と1株当たり利益予想を上方修正したことで6.6%高となりました。半導体のクアルコム[QCOM]は取締役会で増配と200億ドル規模の自社株買い計画が承認されたことを受け、1.7%高となりました。配車サービスのウーバー・テクノロジーズ[UBER]はエヌビディア[NVDA]との提携拡大報道が材料視され、4.2%高となりました。取引終了後に決算を発表したアパレルのルルレモン・アスレティカ[LULU]は0.4%安でしたが、翌四半期見通しが市場予想を下回ったことで時間外取引では更に売られています。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.02%低い4.20%となりました。18日朝のドル円は158円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場は主要3指数が揃って続伸となりました。主力株に買い戻しが入ったものの、その勢いは限定的な模様です。一方で、夜間の日経平均先物は1.5%高の54,230円で取引を終えており、本日の日本市場も寄付きは買いが優勢でのスタートが見込まれます。本日は、米国でFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果公表を控え、内容を見極めたいといった思惑が働くと考えられます。市場では、中東情勢の緊迫化を起点とした原油高によってFOMCメンバーのインフレ見通しの変更に注目が集まります。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)