【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 46,225.15 ▼768.11 (3/18)
NASDAQ: 22,152.42 ▼327.11 (3/18)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って反落しました。原油価格の先高観を背景に、インフレ懸念を意識した売りが優勢となりました。FOMCの結果が公表され、FRB(米連邦準備制度理事会)の早期利下げ観測が後退したことも、売り材料となりました。
ダウ平均は79ドル安の46,913ドルと下落して取引を開始しました。中盤には下げ渋ったものの、後半にかけて売りが優勢となり最終的に768ドル安の46,225ドルで反落しました。2025年11月以来、約4ヶ月ぶりの水準で取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は327ポイント安の22,152ポイント、S&P500株価指数は91ポイント安の6,624ポイントとなりました。小型株で構成されるラッセル2000は41ポイント安の2,478ポイントとなり、それぞれ3営業日ぶりに反落しました。
2.経済指標等
FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が公表され、政策金利は据え置きの3.50%-3.75%となりました。また、2月の生産者物価指数(PPI)が発表され、食品とエネルギーを除いたコア指数が前月比0.5%、前年同月比3.9%上昇となりました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種が下落しました。中でも生活必需品が2.4%安で大きく下落し、一般消費財・サービスと素材が2.3%安となりました。ヘルスケアと不動産は1.6%安、情報技術と金融が1.2%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中2銘柄が上昇しました。シェブロン[CVX]とジェイピー・モルガン・チェース[JPM]が0.3%高と小幅に上昇しました。一方で28銘柄が下落し、中でもマクドナルド[MCD]、プロクター・アンド・ギャンブル[PG]、ホームデポ[HD]、ビザ[V]、ナイキ[NKE]が3%台の下落となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、取引終了後に決算を発表したマイクロン・テクノロジー[MU]が時間外取引で下落しました。売上高、1株当たり利益ともに市場予想を上回ったものの、大規模な設備投資額の見通しが市場予想を超えたことなどが売り材料となりました。百貨店チェーンのメーシーズ[M]は市場予想を上回る第4四半期決算が好感され、4.7%高となりました。一方でデジタル広告のトレード・デスク[TTD]は投資判断の引き下げが伝わり、6.1%安となりました。そのほか、スターバックス[SBUX]が5.0%安となったほか、サンディスク[SNDK]が4.7%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日比0.06%高い4.26%となりました。19日朝のドル円は159円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場は主要3指数が揃って1%以上の下落となりました。FOMC(米連邦公開市場委員会)は想定通りと言える内容であったものの、中東情勢の不透明感などと相まって、全般に売りが出ました。これを受けて、本日の日本市場でも大きく売りが出る展開が見込まれます。昼頃には日銀金融政策決定会合の結果が公表されるほか、大引け後には植田日銀総裁の会見が予定されており、日中も動きづらい展開が予想されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
