【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 49,098.71 ▼285.30 (1/23)
NASDAQ: 23,501.24 △65.22 (1/23)
1.概況
米国市場は高安まちまちとなりました。ジェイピー・モルガン・チェース[JPM]の最高経営責任者であるジェイミー・ダイモン氏をトランプ米大統領が提訴したことをきっかけに、金融株への懸念が同セクターへの売りを呼んだほか、米国時間22日に決算を発表したインテル[INTC]の急落が相場の重荷となりました。
ダウ平均は反落して取引を開始すると、序盤から軟調な展開となりました。前半は下げ渋る場面が見られるも、中ごろに下げ幅を拡大すると420ドル安の48,963ドルまで下げ、当日の安値を更新しました。その後は持ち直し、最終的には285ドル安の49,098ドルで3営業日ぶりに反落となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は65ポイント高の23,501ポイント、S&P500株価指数は2ポイント高の6,915ポイントで2指数はともに3日続伸となりました。
2.経済指標等
2026年1月のミシガン大学消費者信頼感指数の確報値は56.4と速報値(54.0)から上方修正されました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち7業種が上昇しました。素材が0.9%高でセクターの上昇率トップとなりました。一般消費財・サービスと生活必需品が0.7%高で続き、エネルギーが0.6%高となりました。一方で、金融が大きく下げ、1.4%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中14銘柄が上昇しました。マイクロソフト[MSFT]が3.3%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。アマゾン・ドットコム[AMZN]が2.1%高、エヌビディア[NVDA]が1.5%高とハイテク株への買いが目立った一方で、ゴールドマン・サックス[GS]が3.8%安、キャタピラー[CAT]が3.4%安、ウォルト・ディズニー[DIS]とジェイピー・モルガン・チェース[JPM]が2.0%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、決算を発表したインテル[INTC]が17.0%安と大幅安となりました。直近四半期は5億9100万ドルと赤字であったほか2026年1-3月期の業績見通しは市場予想を下回る見込みとされたことが嫌気されました。またキャピタル・ワン・フィナンシャル[COF]は直近四半期の調整後1株利益が市場予想を下回ったことから7.6%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日比0.02%低い4.22%となりました。26日朝のドル円は154円台で推移しています。23日の植田日銀総裁の会見以来、ドル円は大きく変動しており、一部には米財務省の指示で、ニューヨーク連銀が、レートチェック実施したとの報道もされています。
VIEW POINT: 今日の視点
先週末の米国市場は高安まちまちとなりました。週末にかけてドル円が大きく円高方向に推移しており、週明けの日本市場では輸出関連銘柄への売りが見込まれ、日本市場は軟調な展開が予想されます。今週は28日、29日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催され、最終日にはパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見が予定されているほか、テスラ[TSLA]やマイクロソフト[MSFT]、メタ・プラットフォームズ[META]、アップル[AAPL]の決算発表があり注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
