トラベラーズ・カンパニーズ[TRV]決算:1株利益は8.14ドルで市場予想を上回る
トラベラーズ・カンパニーズは、商業保険と個人保険の両分野で幅広い保険商品を提供している。商業保険事業は、企業の規模を問わずさまざまな種類のリスクをカバーする商品を提供しているが、中規模事業者向けへの集中度が高い。個人保険事業の保険料収入は、自動車保険と住宅保険でほぼ二分されている。保険料収入の6%を海外市場が占めている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同月比4.8%増の124.70億ドル(市場予想は123.58億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・8.14ドル(市場予想は6.32ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
好決算を反映し、上昇を想定。
チャールズ・シュワブ[SCHW]決算:1株利益は1.31ドルで市場予想を上回る
チャールズ・シュワブは、2024年末時点で証券仲介業務、銀行業務、資産運用、カストディ、金融アドバイザリー、ウェルスマネジメント事業において10.1兆ドルの顧客資産を有する、個人投資家に焦点を当てる米国最大級の金融サービス会社の一つである。
リテイル証券仲介業務でよく知られているが、チャールズ・シュワブ銀行および資産運用部門で収益と利益の大部分を上げている。登録投資アドバイザーのカストディ業務において40%超の市場シェアを持つ支配的なプレーヤーであり、近年ではロボアドバイザー、ダイレクトインデッキシング、その他の運用ソリューションなど、ウェルスマネジメント分野に進出している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★調整後の収入・・・前年同期比27%増の61.35億ドル(市場予想は60.18億ドル)
★1株当たり利益(調整済み)・・・1.31ドル(市場予想:1.24ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
99ドル超えから、短期的に110ドルを目指す展開が予想される。
モルガン・スタンレー[MS]決算:1株利益は2.80ドルで市場予想を上回る
モルガン・スタンレーは、大手グローバル金融サービス企業である。世界42ヶ国に拠点を構え、2024年末時点で従業員数は8万人を超える。投資銀行業務や機関投資家向けトレーディング業務で実績を積み、現在も強い存在感を維持しているが、収益の大半は資産運用およびウェルスマネジメント事業から得ている。
直近の会計年度末時点で顧客資産残高は7.9兆ドルに達した。世界金融危機後に銀行持株会社へ再編されたことにより、預金残高で上位10位に入る銀行事業も展開しており、約4,000億ドルの顧客預金を保有している。これらの預金の多くは、ウェルスマネジメントおよび証券仲介業務におけるキャッシュスイープによるものである。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★収入・・・前年同期比18%増の182.24億ドル(市場予想は166.36億ドル)
★1株当たり利益・・・2.80ドル(市場予想は2.11ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
180ドルを目指す展開が予想される。
インテューイティブ・サージカル[ISRG]決算:1株利益は2.40ドルで市場予想を上回る
インテューイティブ・サージカルは、低侵襲手術を支援するためのロボットシステムの開発、製造、販売を手掛ける。また、システムに関連する計器、使い捨て付属品、および保証サービスも提供している。世界中の病院に9,500台以上のダビンチシステムが設置され、米国では5,500台以上の設備が設置され、新興市場でも設置台数が伸びている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比23%増の25.10億ドル(市場予想は24.10億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.40ドル(市場予想は1.99ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
570ドルを目指す展開が予想される。
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)[TSM]決算:1株利益は17.44台湾ドルで市場予想を上回る
台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)は、世界最大の専業半導体ファウンドリーであり、2024年には市場シェアが60%台半ばに達した。TSMCは1987年にフィリップス、台湾政府、民間投資家の合弁事業として設立され、1994年に台湾で上場、1997年には米国でADRとして上場した。
規模と高品質な技術力により、競争の激しいファウンドリー業界において安定した営業利益率を維持している。ファブレス型ビジネスモデルへの移行がTSMCにとって追い風となっており、アップル[AAPL]、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]、エヌビディア[NVDA]などの著名な顧客陣が、最先端のプロセス技術を自社の半導体設計に活用している。従業員数は8万3,000人を超える。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同月比30%増の9899.18億台湾ドル(市場予想は9676.97億台湾ドル)
★1株当たり利益・・・17.44台湾ドル(市場予想は15.80台湾ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
当面350ドルを目指す展開が予想される。
