コカコーラ[KO]決算:1株利益は77セントで市場予想を上回る
コカコーラは、アトランタに本社を置く世界最大のノンアルコール飲料会社である。炭酸ソフトドリンク、水、スポーツ飲料、エナジー飲料、コーヒーなど主要なカテゴリをカバーする200のブランドからなる強固なポートフォリオを有する。ボトラーや販売パートナーとともに、コカコーラやライセンスを供与しているブランドで、世界200を超える国や地域の小売事業者や食品サービス拠点で最終飲料製品を販売している。総売上高のおよそ3分の2を海外が占める。中でもラテンアメリカやアジアの新興国の割合が高い。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★営業売上高・・・前年同期比0.42%減の119.49億ドル(市場予想は116.07ドル)
★継続事業ベース1株当たり利益(一部項目を除く)・・・77セント(市場予想は75セント)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通年ベースの実質的な増収率(調整後)予想を引き上げ、予想を上回った。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きとなろう。
エーティー・アンド・ティー[T]決算:1株利益は60セントで市場予想を上回る
エーティー・アンド・ティーの売上高は、ワーナー・メディアをスピンオフした後、無線通信事業が3分の2を占めている。米国第3位の無線通信事業会社であり、7,100万人のポストペイド(料金後払い)加入者と1,700万人のプリペイド(料金先払い)加入者に対して携帯電話端末接続サービスを提供している。インターネット接続、プライベートネットワーク、セキュリティ、音声、ホールセールネットワーク設備などの企業向け固定通信サービスが売上高の約17%を占める。ブロードバンド・インターネットアクセスと主とする住宅向け固定通信サービスがおよそ11%を占める。メキシコでも高いプレゼンスを有し2,200万人の顧客を有するが、売上高に占める割合はわずか3%である。引き続き衛星テレビを手掛けるDirect TVの株式の70%を保有しているが財務諸表上では連結対象としていない。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比0.7%減の302.13億ドル(市場予想は304.49億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・60セント(市場予想は57セント)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。通信事業の売上高が予想を下回っていた。
今後の株価見通し
27ドルを目指す展開が予想される。
アイビーエム[IBM]決算:1株利益は2.30ドルで市場予想を上回る
アイビーエムは、企業の情報技術(IT)において必要なあらゆる側面に関与している企業である。主に、ソフトウェア、ITサービス、コンサルティング、ハードウェアを販売している。175ヶ国で事業を運営し、約35万人を雇用している。8万のビジネスパートナーを有し、5,200の顧客(フォーチュン500企業全体の95%を占める)にサービスを提供している。B2B企業であるが、対外的影響はかなり大きく、例えば、全クレジットカード取引の90%をグローバルに管理し、世界の全無線接続の50%を担当している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比1.5%増の149.7億ドル(市場予想は150.5億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.30ドル(市場予想は2.22ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高は予想を下回り、調整済みEPSは予想を上回った。
テキサス・インストゥルメンツ[TXN]決算:1株利益は1.47ドルで市場予想を上回る
テキサス・インストゥルメンツは、テキサス州のダラスを拠点とするアナログ半導体製造の世界大手である。製品は、音声や電力などのリアルワールド・シグナルを処理するために使用されている。売上高の95%は半導体が占め、残りの5%をいわゆる電卓が占めている。ワイヤレス通信機器やさまざまな電子応用機器に搭載されるプロセッサーやマイクロコントローラーでも大きな市場シェアを有する。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比8.4%減の41.5億ドル(市場予想は41.2億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.47ドル(市場予想は1.37ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
短期的に215ドルを目指す展開が予想される。
サーモ・フィッシャーサイエンティフィック[TMO]決算:1株利益は5.28ドルで市場予想を上回る
サーモ・フィッシャーサイエンティフィックは、科学機器、研究用装置、診断用消耗品、ライフサイエンス試薬を販売している。事業は、2023年央時点で、(以下の売上高の割合には、一部の部門間取引が含まれている)分析テクノロジー部門(売上高の16%を占める)、特殊診断製品部門(同10%)、ライフサイエンス・ソリューション部門(同24%)、ラボ製品・バイオ医薬品サービス(医薬品開発受託機関(CRO)サービスを含む。同54%)の4部門を通じて展開されている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比0.28%増の105.98億ドル(市場予想は106.45億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・5.28ドル(市場予想は5.25ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。