ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス[HLT]決算:1株利益は1.92ドルで市場予想を上回る
ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスは、20以上のブランドにまたがる120万室近い客室を運営しており、プレミアムエコノミーからラグジュアリーのホテル事業に取り組んでいる。HamptonとHiltonが、2023年12月末時点でそれぞれ総客室数の28%、19%を占める2大ブランドである。ここ数年で開業した新しいブランドには、Home2、Curio、Canopy、Spark、Tru、Tempo、LivSmart、ならびにSmall Luxury Hotelsとの提携がある。Nomad、Graduate Hotelsの買収も行った。管理ホテルとフランチャイズホテルが、調整済みEBITDAの大部分を占めるが、収益は主に米州からのものである。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比7.3%増の28.67億ドル(市場予想は28.95億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.92ドル(市場予想は1.84ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。
今後の株価見通し
値固め後、265ドルを目指す展開が予想される。
ボストン・サイエンティフィック[BSX]決算:1株利益は63セントで市場予想を上回る
ボストン・サイエンティフィックは、小さな開口部または切れ目を通して人体に挿入される侵入の少ない医療装置を生産する。血管形成、血栓ろ過、腎臓結石の管理、心調律管理、カテーテル指向超音波イメージング、上部消化管診断、介入腫瘍学、慢性痛に対する神経調節、および失禁の処置に使用するための製品を製造する。世界中のヘルスケア専門家や施設にデバイスを販売している。米国外売上高が全売上高の約半分を占めている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比19%増の42.09億ドル(市場予想は40.42億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・63セント(市場予想は59セント)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
決算を受け、値固め後上昇に転じる見通し。
シーゲイト・テクノロジー・ホールディングス[STX]決算:1株利益は1.58ドルで市場予想を上回る
シーゲイト・テクノロジー・ホールディングスは、企業・消費者市場向けデータストレージのためのハードディスクドライブ(HDD)の大手サプライヤーである。同じく垂直統合モデルで事業を展開する主要なライバルであるウェスタン・デジタル[WDC]と2社で実質的に市場を独占している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比49%増の21.7億ドル(市場予想は21.2億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.58ドル(市場予想は1.46ドル)
決算総括
7-9月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。ただし、続く第2四半期売上高ガイダンスの中間値は23億ドルで、予想の範囲内だった。同調整済みEPSガイダンスレンジは予想を上回った。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きが予想される。
サービスナウ[NOW]決算:1株利益は3.72ドルで市場予想を上回る
サービスナウは、さまざまなビジネス工程を構築し自動化するための製品を備えたクラウド・アプリケーション(ソフトウェア・アズ・ア・サービス/SaaS)を提供する。企業向けのIT機能の開発に特化している。ITサービス管理(ITSM)アプリケーションから事業を始め、IT機能を拡充した後、近年では、自社のワークフロー自動化ロジックを活用し、カスタマー・サービス、人事管理サービス、セキュリティ運営サービスなどITを超えた機能分野へと事業を拡大している。また、アプリケーション開発のためのプラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)も提供している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比22%増の27.9億ドル(市場予想は27.5億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・3.72ドル(市場予想は3.46ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
値固め後、更なる上値追いとなろう。980ドルを目指す展開が予想される。
ネクステラ・エナジー[NEE]決算:1株利益は1.03ドルで市場予想を上回る
ネクステラ・エナジーは、フロリダ州最大級の規制対象の公益会社であるフロリダ・パワー・アンド・ライト(FPL)を子会社に持つ。FPLは、フロリダ州の約600万の顧客に電力を提供し、34ギガワットの発電能力を有し、ネクストラ・エナジーの連結営業利益におよそ70%貢献している。再生可能エネルギーのネクステラ・エナジー・リソーシズは、天然ガス、原子力、風力、水力、太陽光発電を手掛け30ギガワットの発電能力を持ち米国およびカナダ全域で発電・売電事業を展開している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(7-9月期)実績
★売上高・・・前年同期比6%増の75.67億ドル(市場予想は79.03億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.03ドル(市場予想は0.98ドル)
決算総括
7-9月期(第3四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。2024年度通期ベース調整済みEPSガイダンスレンジは予想を下回った。