ズームインフォ・テクノロジーズ[ZI]決算:1株利益は17セントで市場予想を下回る
ズームインフォ・テクノロジーズは、セールスおよびマーケティングチーム向けに市場開拓戦略のためのデータを提供するクラウドベースのプラットフォームを運営している。同プラットフォームは、セールスやマーケティングの専門家のために、企業の組織や重要人物に関する正確な情報や洞察に基づく包括的で質の高いデータや分析を提供している。収益のほぼ全てが、米国で生み出されている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第2四半期(4-6月期)実績
★売上高・・・前年同期比5.5%減の2.92億ドル(市場予想は3.08億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・17セント(市場予想は24セント)
決算総括
第2四半期(4-6月期)売上高、調整済みEPSはともに予想を下回った。続く第3四半期売上高、調整済みEPSガイダンスレンジ、及び通年ベースの調整済みEPSガイダンスレンジも全て予想を下回った。
ウーバー・テクノロジーズ[UBER]決算:1株利益は0.47ドルで市場予想を上回る
ウーバー・テクノロジーズは、乗客とドライバー、食事の注文者とレストランやフードデリバリーサービス提供者、および、荷送人と運送人をマッチングするためのテクノロジーを提供している。運営するオンデマンドテクノロジー・プラットフォームは、最終的には同社が「空飛ぶ車のシェアリング」と呼ぶ自律型車両、無人機による配送、Uber Elevateなどの新たな製品やサービスに利用される可能性がある。サンフランシスコに本社を置き、世界63ヶ国以上で事業を展開している。現在、1億5千万人を超えるユーザーが少なくとも月に1回はライドシェアリングあるいはフードデリバリーサービスを利用している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第2四半期(4-6月期)実績
★売上高・・・前年同期比16%増の107.00億ドル(市場予想は105.79億ドル)
★1株当たり損益・・・0.47ドル(市場予想は0.39ドル)
決算総括
第2四半期(4-6月期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。EBITDAも予想を上回ったほか、グロスブッキング(受注総額)も予想を上回った。配車と食品宅配サービスが好調を維持していることが示された。とりわけ中南米とアジア太平洋地域を中心にライドシェア事業が予想以上に伸びたことが全体を押し上げた。
ショッピファイ[SHOP]決算:1株利益は26セントで市場予想を上回る
ショッピファイは、主に中規模・小規模事業者に対し、電子商取引のためのプラットフォームを提供している。サブスクリプションソリューション部門は、同社のウェブサイト、実店舗、ポップアップストア、キオスク、ソーシャルネットワーク(フェイスブック[META])、アマゾン・ドットコム[AMZN]などさまざまなプラットフォームにおいて、加盟店が電子商取引を運営するのを支援する。マーチャントソリューション部門は、Shopify Payments、Shopify Shipping、Shopify Capitalなど、電子商取引プラットフォームを展開するのに必要な付帯サービスを提供している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第2四半期(4-6月期)実績
★売上高・・・前年同期比21%増の20.45億ドル(市場予想は20.10億ドル)
★1株当たり利益・・・26セント(市場予想は20セント)
決算総括
第2四半期(4-6月期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
ウォルト・ディズニー[DIS]決算:1株利益は1.39ドルで市場予想を上回る
ウォルト・ディズニーは、エンターテインメント、スポーツ、エクスペリエンスの3つのグローバル事業部門で事業を展開している。エンターテインメント部門とエクスペリエンス部門は、フランチャイズや1世紀にわたって創出してきたキャラクターの両方から恩恵を受けている。エンターテインメント部門には、ABC放送ネットワーク、ケーブルテレビネットワーク、Disney+やHuluストリーミングサービスが含まれる。他にも、映画やテレビの制作および配信に携わり、コンテンツは映画館や他のコンテンツプロバイダーにライセンス供与されるか、ディズニー独自のストリーミングプラットフォームやテレビネットワークで使用するために社内に保管されることも増えてきている。スポーツ部門はESPNやESPN+ストリーミングサービスを提供している。エクスペリエンス部門には、ディズニーのテーマパークやバケーション・デスティネーションが含まれ、商品ライセンスの恩恵も受けている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第3四半期(4-6月期)実績
★売上高・・・前年同期比3.7%増の231.55億ドル(市場予想は230.80億ドル)
★1株当たり利益(調整後)・・・1.39ドル(市場予想は1.19ドル)
決算総括
第3四半期(4-6月期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。ストリーミング事業で初の黒字を計上したほか、映画事業の好転がテーマパークの不振を打ち消した。旗艦事業のDisney+の加入者数は1億1830万人となった。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きか。
レディット[RDDT]決算:1株損失は6セントで市場予想を上回る
レディットは、インターネットコンテンツの提供に取り組んでいる。ゲーム、スポーツ、ビジネス、暗号、テレビなどのオンラインサービスを提供している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第2四半期(4-6月期)実績
★売上高・・・2.81億ドル(市場予想は2.54億ドル)
★1株当たり利益・・・6セントの赤字(前年同期は70セントの赤字)
決算総括
売上高、1株当たり利益、1日当たりアクティブユーザー数は全て予想を上回った。続く第3四半期売上高、1株当たり利益ガイダンスレンジも共に予想を上回った。同社は公開企業として2度目となる収益を報告した。同社は広告事業に加えて、データライセンス収入によって成長を遂げている。
リフト[LYFT]決算:1株利益は0.24ドルで市場予想を上回る
リフトは、米国とカナダでライドシェア・サービスを提供し、リフト(Lyft)アプリを通じて乗客と運転手をつないでいる業界第2位のライドシェア企業である。2013年に設立されて以降、従来型のプライベートライド、シェアードライド、ラグジュアリーライドなど私用車を使ったさなざまなライドサービスを提供している。ユーザーにマルチモーダルな移動手段を提供することを目指し、自動車のライドシェアリングに加えて、バイクとスクーターのライドシェアリング市場にも参入した。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第2四半期(4-6月期)実績
★売上高・・・前年同期比41%増の14.36億ドル(市場予想は13.86億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.24ドル(市場予想は0.18ドル)
決算総括
第2四半期(4-6月期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。ただ、グロスブッキング(受注総額)は予想を若干下回っている。続く第3四半期のガイダンスでグロスブッキングの見通しが予想を下回ったことや、EBITDAも予想を下回る見通しを示した。今回の決算は、米個人消費が全てのギグ・エコノミー・プラットフォームで底堅く推移しているというシナリオを覆す内容となった。