【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 40,954.48  △742.76 (7/16)
NASDAQ: 18,509.34  △36.77 (7/16)

1.概況

米国市場は6月の米小売売上高の結果を受けて消費の底堅さを好感した買いが入り続伸となりました。52ドル高でスタートしたダウ平均は昼前に637ドル高まで上昇した後一旦伸び悩む場面もありましたが、午後に入って再び上げ幅を広げると結局742ドル高の40,954ドルと5日続伸となり、前日に続いて史上最高値を更新して取引を終えています。また、S&P500株価指数も35ポイント高の5,667ポイントと3日続伸となり、10日に付けた史上最高値(5,633ポイント)を更新したほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も36ポイント高の18,509ポイントと3日続伸となっています。

2.経済指標等

6月の米小売売上高は前月比横ばいとなり、減少を見込んでいた市場予想を上回りました。5月の米企業在庫も前月比0.5%増となり市場予想を上回りました。6月の米輸入物価指数も前月比横ばいとなり市場予想を上回っています。一方で6月の米輸出物価指数は前月比0.5%低下し市場予想を下回りました。7月の米全米建設業協会(NAHB)住宅市場指数も42と前月から低下し市場予想を下回っています。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち9業種が上げ、資本財・サービスが2%を超える上昇となったほか、素材も2%近く上げました。また、一般消費財・サービスとヘルスケア、金融、不動産も1%以上上昇しています。一方でコミュニケーション・サービスと情報技術の2業種が下げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中26銘柄が上げました。そのなかでもユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が決算で売上高と1株利益が市場予想を上回ったことで6%を超える上昇となったほか、キャタピラー[CAT]も4%以上上げました。ボーイング[BA]も4%近く上昇し、ホーム・デポ[HD]も3%近く上げています。一方で4銘柄が下げ、メルク[MRK]が2%余り下落しています。ダウ平均構成銘柄以外では、バンク・オブ・アメリカ[BAC]が決算で1株利益が市場予想を上回ったことや、第4四半期の純金利収入の見通しが市場予想を上回ったことから5%を超える上昇となりました。他の金融大手も高く、ウェルズ・ファーゴ[WFC]が4%以上上げ、シティーグループ[C]も3%を上回る上昇となりました。決算を発表したモルガン・スタンレー[MS]も1%近く上げています。また、ネット通販支援のショッピファイ[SHOP]が投資判断と目標株価の引き上げを受けて8%を超える上昇となっています。

5.為替・金利等

長期金利は0.07%低い4.16%となりました。ドル円は158円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高を受けて上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の41,500円を超えてどこまで上値を伸ばすことができるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)