【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 39,005.49  △235.83 (3/12)
NASDAQ: 16,265.64  △246.36 (3/12)

1.概況

米国市場は半導体株に買い戻しが入ったことで投資家心理が改善し上昇となりました。113ドル高でスタートしたダウ平均は朝方に下落に転じる場面もありましたが、58ドル安で下げ渋ると持ち直し昼前には295ドル高まで上昇しました。その後伸び悩むと昼過ぎには46ドル高まで上げ幅を縮めましたが、マイナスになることなく踏み止まると持ち直し結局235ドル高の39,005ドルで取引を終え続伸となっています。また、S&P500株価指数が57ポイント高の5,175ポイントと3日ぶりに反発し、7日に付けた史上最高値(5,157ポイント)を更新したほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も246ポイント高の16,265ポイントとなりこちらも3日ぶりに反発となっています。

2.経済指標等

2月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.2%上昇し市場予想を上回りました。変動が激しいエネルギーと食品を除いたコア指数も前年同月比3.8%上昇し市場予想を上回っています。また、2月の米財政収支は2963億ドルの赤字となっています。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち7業種が上げ、情報技術が2%を超える上昇となったほか、コミュニケーション・サービスも1%以上上げました。また、一般消費財・サービスも1%近く上昇しています。一方で公益事業や不動産などの4業種が下げ、公益事業は1%近く下落しています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄ではスリーエム[MMM]が5%近く上げたほか、IBM[IBM]も3%余り上昇しました。マイクロソフト[MSFT]も2%を超える上昇となり、アマゾン・ドット・コム[AMZN]も2%近く上げています。一方で米連邦航空局(FAA)が進めていた機体製造に関する調査で多数の問題がみつかったと伝わったことでボーイング[BA]が4%以上下げ、ナイキ[NKE]も1%近く下落しています。ダウ平均構成銘柄以外では半導体株が高く、エヌビディア[NVDA]が7%以上上昇し、マイクロン・テクノロジー[MU]も3%余り上げました。アドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]も2%を上回る上昇となっています。また、決算で1株利益が市場予想を上回ったことでオラクル[ORCL]が11%以上上げています。サウスウエスト航空[LUV]は業績の一部見通しを引き下げたことで15%近く下げています。

5.為替・金利等

長期金利は2月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことでインフレの沈静化に時間がかかるとの見方から0.05%高い4.15%となりました。ドル円は147円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高を受けて上昇してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が節目の39,000円を超えてどこまで上値を伸ばすことができるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)