【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 38,769.66 △46.97 (3/11)
NASDAQ: 16,019.27 ▼65.84 (3/11)
1.概況
米国市場は2月の米消費者物価指数(CPI)発表を控え様子見となるなか高安まちまちとなりました。55ドル安でスタートしたダウ平均は朝方に239ドル安まで下落しましたが、売り一巡後に下げ渋ると持ち直し午後に入ってプラスに転じると結局46ドル高の38,769ドルで取引を終え反発となっています。一方でS&P500株価指数が5ポイント安の5,117ポイントと続落となったほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も65ポイント安の16,019ポイントとこちらも続落となりました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
業種別S&P500株価指数は全11業種のうち資本財・サービスや不動産、一般消費財・サービスなどの6業種が下げました。一方で素材やエネルギー、生活必需品などの5業種が上げ、素材とエネルギーは1%以上上昇しています。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄ではユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が2%を超える上昇となったほか、インテル[INTC]とナイキ[NKE]、ウォルト・
5.為替・金利等
長期金利は0.03%高い4.10%となりました。ドル円は146円90銭台で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
本日の日本市場は米国市場での半導体株安を受けて下落してのスタートが予想されます。こうしたなか日経平均が25日移動平均線(昨日時点で38,408円)を維持できるかがポイントとなりそうです。
(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)