・NY連銀から発表されている自然利子率をみると、利上げをしているにもかかわらず緩和的、利上げをしてもまだまだ緩和的だと認識されている。金利水準が高いところで長期化となるのは注意したい。

・投機筋のショートポジションがかなり積みあがっており、それによって米10年金利が上昇していることがわかる。

・ファンダメンタルの視点:実質金利の適正水準は、フェアな水準に来ているのではないかと考えている。

・原油価格に振られるインフレ期待の上振れ下振れには、引き続き実質金利よりも注意をしてみないといけない。

・夏枯れの季節にも入っている。株は事前期待が高かったので決算を見ても動きが鈍かった。金融引き締めが長期化するなら金利は下がりにくいものの、債券の利回り妙味は高いと考えている。