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吉田恒の為替デイリー 金相場が再び2000米ドルを突破する条件
年初来高値を更新してきた金相場だが、2000米ドルの大台を超えるまでは短期的な「上がり過ぎ」への警戒も強くはなさそう。 ただ、このところ連動性を強めている米金利は、短期的にも中長期的にも「上がり過ぎ」懸念が拡大。インフレ懸念が続く中で、米金利がさらにどれだけ「上がり過ぎ」拡大に向かうかが、金相場の上昇見通しを考える上でも注目。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー インフレで急変したゴールドの相場見通し
金相場は、米インフレ懸念が強まる中で、米金利との関係が大きく変化し、「米金利上昇=金相場上昇」となった。 本格的なインフレの歴史であるオイル・ショック後の1980年前後、金相場は「爆騰」となった。インフレ状況次第では金相場が一段の「上がり過ぎ」拡大に向かう可能性も注目。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 米金利上昇でゴールド上昇という「変化」の理由
米金利と金相場(ゴールド)の関係は、9月までは「米金利上昇=金相場下落」といった逆相関が基本だったが、10月以降は「米金利上昇=金相場上昇」の順相関に変わった。 金は通貨と「モノ」の両面があり、10月を境とした米金利との関係変化は、インフレが現実的になってきたことに伴い、「モノ」としての金の評価上昇を受けた結果の可能性あり。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 「インフレ」が変える米金利上昇の影響
10月頃から米金利上昇でも対円以外では米ドル高の反応の鈍さが目立ってきた。また金相場と米金利の関係は、それまでの逆相関から「米金利上昇=金上昇」に変わった。 これらの変化に共通するのは「モノ」の評価、すなわちインフレに過敏になってきたということか。インフレが現実味を増す中で、米金利上昇の相場への影響が変化している可能性あり。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 米超緩和転換で急落する相場の特徴
かつて1度だけ前例のある、「リーマン・ショック」後の米超金融緩和の政策転換局面では、金融緩和で大きく上昇した新興国通貨や金相場が大幅下落へ急転換となった。 今回の米超緩和局面で、「リーマン・ショック」後と異なり大きく広がったのはグロース株/バリュー株なので、グロース株急落を通じた株価の反応は要注意か!?
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吉田恒の為替デイリー 金相場下落リスク、もう1つの要因
金相場は最近、米金利との逆相関関係が強まっている。米金融政策転換への関心が高まっていることを受けた影響か。 とりわけ、「米金利上昇=金相場下落」の相関性が高い。これは、金がなお「買われ過ぎ」で、下落要因に過敏に反応しやすいことが基本か。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 「コロナ後最強」南アランドの下値目途の考え方
南アフリカランド/円は、2020年から2021年にかけて4割以上も上昇、「コロナ後最強通貨」の1つだったが、最近にかけては急落が広がっている。 これは中長期的な「上がり過ぎ」懸念が強い中で、売り材料に過敏に反応しやすくなっていることが大きいだろう。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 「テーパリング」という金相場の急落リスク
2021年の金相場は米金利上昇への弱さが目立つ。2021年の金相場急落のほとんどは、あの「タカ派サプライズ」となった6月FOMC直後に代表されるように、米金利の大幅上昇局面で起こっていた。 米7月雇用統計を受けて、早期の「テーパリング」開始への注目も高まってきた。「リーマン・ショック」後に「テーパリング」が始まる時は、それに向けて金相場の急落が拡大しただけに、今回も要注意ではないか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー ゴールドの中長期的な下落トレンドの可能性
金相場、ゴールドの下落が広がってきた。経験的に、米金融緩和の見直し局面において金相場は中長期的な下落トレンドを展開する可能性が高かったようだ。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー クロス円、そして南アランド/円の反落の理由
先週のFOMCの後から、それまで一本調子で上昇してきたユーロ/円などクロス円は急反落となった。その主な理由は2つか。 クロス円の中でも新興国通貨、南アランド/円などの下落は相対的に大きくなった。その背景には、南アランドなど新興国通貨特有の下落リスクの影響がありそうだ。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 金相場上昇が終わる「条件」
金相場には米金利との関係において、米金利の継続的な上昇局面では下落、それ以外の米金利低下ないし横這い局面では上昇するといった組み合わせが基本だった。 その意味では、最近にかけての金相場上昇が終わる最大の「条件」は、米金利上昇の再燃ではないか。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー 金相場反発の理由と今後の行方
金相場には、基本的に米金利や米ドルとの逆相関関係がある。その意味では、最近にかけての金相場反発は、4月初めまでに「米金利急騰=米ドル高」が一段落した影響が大きいだろう。 一方、金相場反発の終了、下落への転換は、金相場自体の「上がり過ぎ」、または金利上昇の本格化という2つの要因の少なくとも1つがきっかけになることが多かった。
吉田 恒
吉田恒の為替デイリー ゴールド反発の理由とその「限界」
金相場、ゴールドは、2020年夏頃からこれまで以上に米金利との逆相関関係が強くなっていた。この関係を参考にすると、最近にかけての金相場反発は、米金利急騰一服の影響が大きいだろう。 金相場と米金利の逆相関関係がこの先も続くなら、金相場の反発は米金利低下終了で一巡する可能性あり。1800米ドル以上は金相場の目先的な反発の限度の可能性も。
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