【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,704.47  △95.31 (5/11)
NASDAQ: 26,274.13  △27.05 (5/11)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って上昇しました。イラン情勢の膠着状態が続く中、株価は堅調な推移となるも原油価格の上昇が重荷となる場面もありました。

ダウ平均は60ドル安の49,549ドルで取引を開始しました。寄付き直後に下落し、日本時間22時40分に133ドル安の49,475ドルでこの日の安値をつけました。その後は、上昇に転じ、日本時間3時4分に162ドル高の49,771ドルでこの日の高値をつけました。以降は横ばい圏で推移し、95ドル高の49,704ドルで取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は27ポイント高の26,274ポイント、S&P500株価指数は13ポイント高の7,412ポイントでいずれも続伸し、最高値を更新しました。小型株で構成されるラッセル2000は9ポイント高の2,870ポイントで続伸となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇しました。エネルギーが2.6%高となりました。素材が1.4%高、資本財・サービス、情報技術、公益事業が1.0%高となりました。一方で、コミュニケーション・サービスが2.3%安、生活必需品が0.8%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中13銘柄が上昇しました。キャタピラー[CAT]が3.3%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ハネウェル・インターナショナル[HON]が2.8%高で続き、シスコシステムズ[CSCO]が2.2%高となりました。一方で、17銘柄が下落し、ナイキ[NKE]が4.0%安、ウォルト・ディズニー[DIS]が3.0%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、インテル[INTC]は韓国のチップメーカーであるSKハイニックスと高帯域幅メモリとロジックチップを統合するためのチップパッケージング技術の提供について、協議をしているとの報道から売上増加期待で3.6%高となりました。また、フォックス[FOX]は第3四半期決算で調整後の1株当たり利益が市場予想以上の伸びとなり8.1%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.06%高い4.41%となりました。12日朝のドル円は157円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は揃って続伸しました。引き続きイラン情勢をめぐっては予断を許さない状況が続いており、原油価格が上昇しました。また、本日は来日中のベッセント米財務長官と高市首相の会談が予定されています。本日夜には米国のCPI(消費者物価指数)の発表が予定されておりこちらも注目されます。

個別株では、イビデン(4062)が11日、2026年3月期の連結決算で、純利益が前期比89%増の637億円と発表しました。また、株式分割を考慮した実質的な増配も発表しました。2027年3月期の連結営業利益については前期比45%増の900億円、売上高が20%増の5000億円になる見通しを発表しています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)