【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,609.16  △12.19 (5/8)
NASDAQ: 26,247.08  △440.88 (5/8)

1.概況

米国市場は主要3指数揃って反発しました。日本時間8日に発表された雇用統計が予想よりも大幅に強い結果となり、雇用の底堅さを示す結果となったことで株価にも追い風となりました。

ダウ平均は15ドル安の49,581ドルで取引を開始しました。寄付き直後の日本時間22時30分に233ドル高の49,830ドルまで上昇しこの日の高値をつけました。その後は徐々に下落し、日本時間3時55分に110ドル安の49,486ドルでこの日の安値をつけました。その後は再び上昇し、最終的に12ドル高の49,609ドルで取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は440ポイント高の26,247ポイント、S&P500株価指数は61ポイント高の7,398ポイントでいずれも反発しました。小型株で構成されるラッセル2000は21ポイント高の2,861ポイントで同じく反発しました。

2.経済指標等

8日に米雇用統計が発表され、4月の非農業部門雇用者数は前月比11.5万人増(市場予想6万人増)となりました。また、失業率は、市場予想通りの4.3%となりました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇しました。情報技術が2.7%高となりました。一般消費財・サービス、素材が0.5%高となりました。一方で、公益事業、ヘルスケアが0.9%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中12銘柄が上昇しました。シスコシステムズ[CSCO]が4.8%高で構成銘柄中のトップの上昇率となりました。ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が2.8%高で続き、ボーイング[BA]が2.7%高となりました。また、アップル[AAPL]は自社製品に搭載する半導体製造でインテル[INTC]との暫定合意を発表し、2.1%高となりました。一方で、18銘柄が下落し、マクドナルド[MCD]が2.8%安、セールスフォース[CRM]が2.4%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、デル・テクノロジーズ[DELL]はトランプ氏が同社製品の購入を推奨したことで13.1%高となりました。エネルギー飲料のモンスター・ビバレッジ[MNST]は海外売上高の堅調さから第1四半期決算で1株当たりの利益、売り上げが予想を上回り13.6%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.03%低い4.35%となりました。11日朝のドル円は156円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は揃って反発しました。雇用統計が予想よりも大幅に強い結果となったことで景気の底堅さが意識される結果となりました。また、イラン情勢をめぐっては、イランが米国の戦争終結に向けた提案に対する回答を提出したものの、トランプ米大統領はSNSで受け入れられない旨の発言をしており引き続き予断を許さない状況が続きそうです。

本日の日本株は、米国の株高を受け日経平均先物も好調に推移していることから買いが優勢でのスタートが見込まれます。個別株では、日本たばこ産業(2914)が第一四半期の決算を発表し、営業利益は3045億円(前年同期比25%増)となり市場予想を上回りましたが、通期の連結業績見通しは据え置きとし、注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)