モトリーフール米国本社 – 2026年5月5日 投稿記事より

今後の成長余地に注目、AI関連銘柄2選

比較的株価が低い水準の人工知能(AI)関連銘柄の中から、少額でも投資に値する銘柄を見つけるのは容易ではないでしょう。なぜなら、こうした企業は期待先行で注目されることが多く、実態以上に株価が盛り上がってしまうケースもあるためです。

サウンドハウンド・AI [SOUN]、オーロラ・イノベーション[AUR]のような魅力的な企業が存在します。これらの企業はいずれもまだ利益を上げておらず、投機性の高い銘柄であるため、投資対象として検討するとしても、ポートフォリオ全体のごく一部にとどめたほうがよいでしょう。

一方で、予想外の売上高成長を実現したり、大口顧客を獲得したり、その他強気材料となる事業展開を発表した場合には、2026年末時点でAI分野における勝ち組となる可能性もあります。

サウンドハウンド・AI [SOUN]:音声AI分野で事業拡大を進める

サウンドハウンド・AIは音声AIを手掛ける企業で、音声によるやり取りを実際の行動へと変換するAIエージェント技術を開発しています。たとえば外食業界と提携し、同社のAIエージェントがドライブスルーで顧客から注文を受ける仕組みに活用されています。また、小売、ヘルスケア、金融サービスなど、多くの業界で顧客対応にも活用されています。

同社は最近、AIメッセージングを専門とするライブパーソン[LPSN]の買収に関する合意を発表しました。電話対応からソーシャルメディアでのやり取りまで、ライブパーソンの幅広いメッセージングソリューションを活用することで、サウンドハウンド・AIはクロスセルの可能性を高めることができると考えられます。

今回取り上げている3社の中では、サウンドハウンド・AIが最も着実な売上高を生み出しており、事業モデルの有効性を証明しています。2025年には売上高1億6,890万ドルを計上し、2024年比で99%の増加となりました。2026年の売上高は、2億2,500万ドルから2億6,000万ドルの範囲になると予想されています。サウンドハウンド・AIの株価は2026年初来で下落していますが、今後業績見通しを上方修正したり、市場を驚かせるような成果を示すことができれば、株価は持ち直し、上昇に転じる可能性があるでしょう。

オーロラ・イノベーション[AUR]:物流業界の課題解決に取り組む

AIは、自動運転トラックという形で物流業界にも導入されつつあります。Fortune Business Insightsの調査によると、2026年自動運転トラック市場は、世界で465億ドル規模に達すると予測されていますが、2034年には1,077億ドルまで成長すると見込まれています。もっとも、この市場は比較的新しいため、純粋な投資対象として検討できる企業はそれほど多くありません。

その数少ない企業の1つがオーロラ・イノベーションです。同社は物流業界が抱える課題解決を目指しています。米国トラック協会(ATA)によると、ドライバー不足が今後数年でさらに深刻化する見通しであり、また安全上の理由からドライバーが1日に運転できる時間には法律で上限が設けられています。さらに、物流業界は燃料費や保険料の上昇にも直面しています。

オーロラはまだ小規模な企業ですが、2026年末までに200台を超える自動運転トラックを運用する計画です。同社の2025年の売上高はわずか300万ドルでしたが、2026年には1,400万ドルから1,600万ドルに成長すると予測しています。オーロラはすでに2026年に好調なスタートを切っており、その勢いを年末まで維持できる見込みです。

免責事項と開示事項  記事は一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。元記事の筆者Jack Delaneyは、記載されているどの銘柄の株式も保有していません。モトリーフール米国本社は、サウンドハウンド・AIの株式を保有し、推奨しています。モトリーフールは情報開示方針を定めています。