人が何かしらを生産する際のベースとなる”時間”とは、中々単純なようで複雑なものです。時間がなければ、何も生産することが出来ません。では時間があれば何か生産できるかというと、必ずしもそうではありません。しかし思うのですが、やはり時間を確保することが、何かを生産するためには肝要です。
時間は有限です。一日は24時間と決まっています。命も必ず有限です。ですから先ずは無駄なこと−と云うと語弊があるかも知れませんが−、その時に”生産したい”と思っていることと関係ないことに、どれだけ時間を割かないかがとても重要だと思います。案外色々なことに、人は時間を費やしているもので、先ずはそれらをカットする訳です。
では目的のために使える時間を増やしたからと云って、それだけで生産が増える訳ではありません。しかしこれは誤解を避けるために敢えて云っておきますが、基本は目的のために使う絶対的な時間量を増やすことが、生産を上げるのに一番重要なことだと、私は感じています。
話を戻しますが、時間を増やしても、集中が出来ないと、無駄な時間になります。これも自ら集中できる能力を持つことが肝要ですが、同時に、メールとか、インターネットとか、思考の途中で寄り道を誘惑するものを遮断することも重要なようです。これは茂木健一郎さんが仰っています。こうやって消去法的に、”生産のために使える純時間”を作る・増やすことが、生産のためにはとてもとても重要なことだと思います。分かり切っていることのようで、自分でも忘れがちになるので、気を付けたいと思います。