お陰様で土曜日に、マネックス・ビーンズ・ホールディングスの株主総会が無事執り行われました。旧マネックス証券の総会と併せると、今回が7回目のパブリックな総会になります。2回目以降、神宮外苑の日本青年館で開いてきました。ドリフの「8時だョ!全員集合」が行われていた場所で、私ぐらいの年代には懐かしい場所です。7回も行っていると流石に慣れてくるかと云うと、これがそうではなく、当日の朝は、とても緊張します。今回もそうでした。
これは私の一種の癖ですが、極度の緊張をすると、手が震えます。土曜の朝も会場入りしたあとに、手が震えました。決算などに関して記者会見の場で質問を受けることも、或いは投資家の方々相手に会社の現状と将来を説明することも、もちろん十分過ぎるほど慣れてますし、人前に出ることも、例えばテレビに出て話すことですら、緊張はしません。しかし株主総会は緊張します。いや、あれは緊張ではなく、気持ちが昂ぶった状態、昂奮しているのでしょう。手が震えるのも、緊張からではなく、昂奮からでしょう。マネックスと云う会社に関して、株主の方々だけでなく、そこにいる社員や更には自分自身と、真正面に向き合うオフィシャルな特別な場が、株主総会なのだと思います。
総会の目的は、法律上は議案の採決ですが、今後実質的な変化をしていくことでしょう。そして軸となっていくべきものは、実質的な意味で会社を理解・把握して、再定義すると云うプロセスなのではないでしょうか。総会に臨む昂奮を、いつまでも決して忘れないようにしていきたいと思います。出席された株主の方々は482名で、過去最高でした。しかし、総会・懇談会併せての約3時間は、もっともっと充実したものに出来た筈です。来年はよりベターな総会にしたいと思います。