【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 49,693.20 ▼67.36 (5/13)
NASDAQ: 26,402.34 △314.14 (5/13)
1.概況
米国市場は高安まちまちの展開となりました。日本時間13日夜に発表された生産者物価指数が予想以上の結果となったことから、前日の消費者物価指数が上振れたこととあわせてインフレ懸念があらためて意識されました。
ダウ平均は85ドル安の49,674ドルで取引を開始しました。横ばい圏で推移したのち、日本時間0時6分に309ドル安の49,451ドルでこの日の安値をつけました。その後は反発し、日本時間4時47分に12ドル安の49,747ドルでこの日の高値をつけました。最終的には67ドル安の49,693ドルで取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は314ポイント高の26,402ポイント、S&P500株価指数は43ポイント高の7,444ポイントでいずれも反発し最高値を更新しました。小型株で構成されるラッセル2000は1ポイント高の2,843ポイントとなりました。
2.経済指標等
米国で生産者物価指数(PPI)が発表され、前年比4.8%上昇の市場予想に対し、6.0%上昇となりました。また、食品・エネルギーを除くコアも前年比で4.3%上昇の市場予想に対し5.2%上昇となりました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇しました。コミュニケーション・サービスが2.7%高となりました。情報技術が1.0%高で続き、一般消費財・サービスが0.8%高となりました。一方で、公益事業が1.3%安、金融が1.1%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中15銘柄が上昇しました。ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が2.8%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。スリーエム[MMM]が2.7%高、シスコシステムズ[CSCO]が2.6%高となりました。一方で、15銘柄が下落し、セールスフォース[CRM]が3.2%安、ホームデポ[HD]が2.6%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、フアン最高経営責任者(CEO)がトランプ大統領の訪中に同行することが明らかになったエヌビディア[NVDA]は2.3%高となりました。また、住宅建設会社のディーアール・ホートン[DHI]は30年物固定住宅金利の上昇から1.8%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.01%高い4.47%となりました。14日朝のドル円は157円台後半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国主要3指数は高安まちまちの展開となりました。生産者物価指数(PPI)は市場予想を上回る結果となり、インフレ懸念が生じて利下げが遠のく可能性も意識されダウ平均は下落する結果となりました。一方で、前日に下げた半導体関連に買いが入り、ナスダック総合株価指数やS&P500株価指数は最高値を更新する結果となりました。また、本日は米中首脳会談が予定されているため、その結果が注目されます。
夜間の日経平均先物は180円高の63,490円で取引を終えており、本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。個別株では、日産自動車(7201)が13日、2027年3月期の連結最終損益が200億円の黒字となる見込みを発表しました。3年ぶりの黒字となり、市場予想は赤字となっていたため物色されそうです。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
