東京市場まとめ
1.概況
日経平均は373円安52,144円で反落して寄付きました。6日、中国政府が軍民両用(デュアルユース)の規制に基づいて対日輸出規制を強化すると発表し、日中関係の悪化が長期化するとの懸念から売りが先行しました。前場は一進一退の推移となり、260円安の52,257円で前引けとなりました。
後場は下げ幅を拡大する展開となりました。14時5分に本日の安値となる687円安の51,830円をつけました。その後は持ち直すも、安値圏で推移となり、最終的に556円安の51,961円で3営業日ぶりに反落となりました。
TOPIXは27ポイント安の3,511ポイントで同じく3営業日ぶりに反落、新興市場では東証グロース250指数が1ポイント高の692ポイントで3日続伸となりました。
2.個別銘柄等
高島屋(8233)は一時11%高の1,887円をつけ昨年来高値をつけました。6日、2028年満期のユーロ円建て新株予約権付社債を2月20日付で買い入れ消却すると発表しました。それにより、2026年2月期(今期)に特別損失が発生する見込みであるものの、中長期的な資本効率の改善を期待した買いが入りました。
良品計画(7453)は4.1%安の2,805円をつけ3営業日ぶりに反落となりました。6日、2025年12月の国内既存店売上高(オンラインストア含む)は前年同月比5.8%減であったと発表し、2ヶ月連続で前年を下回る減収であったことが嫌気されました。物流業務を委託するアスクル(2678)のシステム障害でオンラインストアでの受注を一時停止した影響などが出たとされています。
ふくおかフィナンシャルグループ(8354)は一時0.4%高の5,346円をつけ、株式併合考慮後の上場来高値を更新しました。日銀の利上げ継続により、銀行セクターの収益改善が見込まれる中で、出遅れ感のある地銀株が買われました。
サッポロホールディングス(2501)は7.0%安の1,562.5円をつけ大幅反落となりました。6日、国内証券が同社の投資判断を3段階で真ん中の「中立」から、最下位の「アンダーパフォーム」に、また目標株価は従来の1,460円から1,100円に引き下げ、これを嫌気する売りが出ました。
ITソリューションのネクストウェア(4814)はストップ高水準となる28.9%高の223円まで上昇し、大幅続伸となりました。7日、読売新聞は政府がドローンの国産化支援に乗り出すと報じる中で、同社は地下構造物点検にドローンを導入する検証プロジェクトを開始したと発表したことが材料視されました。
VIEW POINT: 明日への視点
年明けから堅調であった日経平均は中国の対日輸出規制に関する報道などもあり、3営業日ぶりに反落となりました。明日に向けて、米国の経済指標に注目です。
本日夜間には、2025年12月のADP雇用者数やISM非製造業景気指数の発表が予定されています。中でもADP雇用者数は今週末9日に発表予定の雇用統計に先立ち、利下げサイクル下の米国における雇用動向を把握する上で市場の注目が集まっており、市場予想では前月比5万人増と前回3万2000人減から持ち直す見込みとされています。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
