初心者でもわかりやすい金融用語集
利上げ
利上げとは、中央銀行が政策金利を引き上げることを指します。
利上げが行われると、市中銀行の貸出金利などへの波及を通じて借入コストが上昇し、消費や投資が抑制される傾向があります。これにより、経済の過熱を防ぎ、インフレーション(物価の上昇)を抑える効果が期待されます。
例えば、アメリカの中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを決定すると、一般的に住宅ローンや自動車ローンの金利も上昇します。これにより、家や自動車の買い控えが起こるなど消費者の支出が減少し、インフレーションが抑制されることが期待されますが、経済成長も鈍化する可能性があります。
利上げの反対は利下げであり、これは中央銀行が政策金利を引き下げることを指します。利下げは、経済を刺激し、成長を促すために行われることが多いです。