【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 47,882.90  △408.44 (12/3)
NASDAQ: 23,454.09  △40.42 (12/3)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って続伸となりました。取引開始前に発表されたADP雇用統計が市場予想に反し、前月比3万2000人減となり12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での追加利下げが確実視されたことが株式市場には追い風となりました。

ダウ平均は102ドル安の47,371ドルと反落して取引を開始しました。しかし、早々に持ち直すと、その後は一貫して上げ幅を拡大する展開となりました。取引終了間際には495ドル高の47,969ドルまで上昇し、本日の高値を更新し、最終的には408ドル高の47,882ドルで取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は前半には軟調な推移も、次第に持ち直し、40ポイント高の23,454ポイント、S&P500株価指数は20ポイント高の6,849ポイントで取引を終えました。

2.経済指標等

11月のADP雇用者数は前月比3万2000人減となりました。市場予想は2万1000人増が見込まれていたため、労働市場の悪化が意識されました。ISM製造業景気指数は市場予想52.0に対し、52.6となりました。前回10月の52.4からも小幅ながら拡大しました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち9業種が上昇しましたエネルギーが1.8%高となりセクターの上昇率トップとなりました。金融が1.3%高で続き、資本財・サービスが1.0%高となりました。一方で情報技術と公益事業が1%未満の下落となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中22銘柄が上昇しました。ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が4.7%高、ゴールドマン・サックス[GS]が2.6%高、マクドナルド[MCD]が2.3%高など、消費関連や金融の上昇が目立ちました。一方で、AIのソフトウェアにおける販売目標を引き下げたと伝わったマイクロソフト[MSFT]は2.5%安で構成銘柄中の下落率トップとなりました。そのほか、前日に大きく上げていたボーイング[BA]が1.4%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、半導体のマーベル・テクノロジー[MRVL]が第3四半期の売上高と利益が市場予想を上回ったことで7.9%高となりました。同じく決算発表をしたクラウドストライク・ホールディングス[CRWD]も売上高・利益ともに市場予想を上回ったほか、堅調な第4四半期の見通しを示したことで1.5%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.02%低い4.06%となりました。4日朝のドル円は155円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

労働市場の悪化懸念から、12月の追加利下げ実施を改めて意識されたことが株式市場に追い風となりました。堅調な米国市場を受けて、日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。一方で、主だった上値材料には欠けるものと考えられ、昨日と同様に日経平均の上値は5万円を目途に一進一退での展開が予想されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)