ROE(自己資本利益率)は、企業が自己資本に対してどれだけの利益を生み出したのかを表す指標で、企業価値の創造において最も重要な指標の一つです。
そこで今回は、ROEに着目して、以下の基準でフィルタリングを行ったところ9銘柄がヒットしました(銘柄一覧は添付のPDFをご覧ください)。

1)ROEが過去10年で一貫して20%以上であること
2)10年前と比べてROEが向上していること
3)過度なレバレッジに依存していないこと(自己資本比率:50%以上)

リストのなかには、潤滑剤・洗浄剤メーカーのダブリューディー40[WDFC]やネジ付きファスナーなどを販売するファスナル[FAST]のほか、ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ[BRK.B]の投資先でもある住宅建設のエヌブイアール[NVR]などが入っています。

いずれも業種としては地味ながら、着実と企業価値を積み上げ、複利の効果で長期のリターンはS&P500株価指数を凌駕しています。ROEを高水準で維持している背景にある競争優位性やビジネスモデルを理解した上で、適切な価格水準で狙っていきたい優良企業群と言えるでしょう。

過度なレバレッジに依存せず、過去10年間でROEが一貫して20%以上、かつ10年前よりもROEが向上している企業はこちらからチェック