初心者でもわかりやすい金融用語集

複利

複利とは、元本に対して得られる利息が、次の計算期間において元本に組み入れられ、その合計に対して再び利息が計算される方式のことです。これにより、利息が利息を生む形で資産が増加していきます。

具体的には、たとえば100万円を年利5%で複利運用すると、1年目の利息は5万円で、元本と合わせて105万円になります。2年目には、この105万円に対して5%の利息がつくため、利息は5万2500円となり、元本と合わせて110万2500円になります。このように、複利では利息が元本に加算されるため、時間が経つほど資産の増加速度が加速します。

対義語としては、 単利 単利単利とは、金融や投資の分野において、元本に対してのみ利息が計算される方法のことです。具体的には、元本に対して一定の利率が適用され、その利息は元本に加算されず、次の期間の利息計算には影響を与えません。 ... があります。単利では、元本に対してのみ利息が計算され、利息が元本に組み入れられることはありません。したがって、同じ条件で運用した場合、複利の方が資産の増加が早くなります。複利の効果は、運用期間が長くなるほど顕著に現れるため、長期的な資産運用において非常に重要な概念です。