2月21日、大手暗号資産取引所のBybit(バイビット)で大規模なETHのコールドウォレットのハッキングがありました。金額は14億ドル相当で、ハッキング被害として過去最大規模となります。Bybit側はハッキングされたETHに対し、ウォレット内の損失補填の完了、及び通常出金処理業務フローに戻ったことを発表しました。迅速な対応により、価格は一時戻していたのですが、その後ハッキングされたETHのDEX上での売却が始まり、ネガティブに反応をしました。
今回、金額規模が大きいことも含め、Bybitのハッキングには市場も動揺を隠しきれない印象です。従来のブロックチェーンの追跡・解析ツールではチェーンを超えた監視が困難になってきているのでしょう。ハッキングコインと従来のコインが入り乱れる懸念から、DEX規制に発展することも考えられます。
暗号資産市場はもうしばらくネガティブ相場が続くのではないでしょうか。ビットコインのようなPoW(プルーフ・オブ・ワーク)系コインにはあまり関係のない話ですが、PoS(プルーフ・オブ・ステイク)系で、かつDEX思想の強いコインやトークンは大きな見直しが入るかもしれません。
BTC(ビットコイン)はついにネックライン割れか?1410-1420万円をバックに戻り売り

BTC/JPY日足チャート分析です。2024年11月中旬から守られてきた重要サポートラインを抜けつつあります。ドル建てでは91,000ドルを瞬間的に割れたのですが、同じく重要サポートラインです。ドル建てでも円建てでも大きなヘッドアンドショルダーのような形状になっており、このネックラインを割り込むと完成となります。
さらなる続落を示唆するため、目先SMA200(橙)を目指す展開ではないでしょうか。先週のコラムから見通しに変更はなく、下落目線を維持したいと思います。MACDも方向感がしばらくありませんでしたが、マイナス方向にしっかりと伸びていきそうです。ここから始まるトレンドは強いものになりやすいので、下落トレンドが明確にスタートする可能性もあるでしょう。押し目買いは見送り、戻り売り中心で考えたいと思います。

BTC/JPY4時間足チャート分析に切り替えます。時間足ベースでは1410-1415万円付近にレジスタンスラインが引けます。この水準まで戻りを試すようなら、売りやすいでしょう。SMA30や90も1~2日後にはこのレジスタンスラインまで下落していると思われ、テクニカル的にはより売りやすくなります。
現状の水準から1415万円をバックに売り上がるイメージを持つとよいかもしれません。テクニカル的な条件が多く揃っています。
ETH(イーサリアム)も下落再開か?戻りの調整は終了の可能性

ETH/JPY日足チャート分析に移ります。反発が大きかった反面、2月上旬の急落よりもまだ下値の余地がありそうです。MACDはまもなくデッドクロスしそうであり、3週間ほどの調整を終えていることから、直近安値32万円台の水準を意識した下落トレンドに回帰するのではないでしょうか。
マーケット全体を見ても売越しコイン・トークンが目立ってきました。2月は大幅下落となりましたが、3月もこの流れを引き継ぎそうです。引き続き、BTCもETHも売り目線継続でいきたいと思います。