松本大のつぶやきの記事一覧

相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。

毎週金曜日更新
松本大のつぶやき
世界最大債権国
日本は世界最大の債権国です。世界中に”債権”という形で、ある意味でアップ・サイドの無い、良くて元本を返してもらえ、下手をすると取りっぱぐれてしまうお金を供給しています。そういう”債権”型のお金が、廻り廻って”エクイティー”型のお金に変わって、”資本”...
グリーンスパン
グリーンスパン議長の発言は大きな影響が出ましたが、その中で、「投資家はいざという時にはその損失を最小限に食い止めるために全ての資産の売却を考えるので、どの金融資産であれば安全だと言うことはできない」とも言ったそうです。いわゆるパニック・セールによるバ...
オリエンテーション・コミティー
以前から発表して参りましたオリエンテーション・コミティーの計画をいよいよ稼働させようと思います。お客様の中から20人の方に特別委員という形でマネックスの商品・サービス・経営の方向などにつき代表取締役に対する諮問機関という位置づけで御意見を頂くというも...
今朝のニュース
今朝のニュースに銀行の全面提携の記事と、商社の特損記事がありました。これらの銀行の株価は11%上昇し、この商社の株価は11%下落しました。提携によるメリットがどれだけあるのか?特損によりどれだけ株主資本は減少したのか。それらの大きさと、株価の変動幅と...
一人当たりGDP
日本の一人当たりGDPが、12年ぶりにアメリカの一人当たりGDPを下回ったということです。ちょうど私が社会人になった頃からずっと日本人の方が生産性が高かった訳ですが、ついにまた元に戻りました。人口も減りながら、生産性も落ちてきている訳ですが、政府は相...
新聞休刊日
今日は新聞休刊日。世界広しといえども、しかもこのような文明大国において、ジャーナリズムが自ら報道の自由を放棄している国なんて恐らく日本だけでしょう。しかもお互いに仲良く手を取り合って各紙一斉にお休みです。まぁ、インターネット版の方はちゃんとアップ・デ...
昨日の答え
昨日のコップの問題は、相手の人がコップの底を見せて"外れ"であることをあなたに見せてから捨てた訳ですが、底を見ないでコップ1つを捨てた場合とでは答えが違います。前者(昨日の問題)の場合は、あなたのコップが"当り"の確率は3分の1、相手のコップは3分の2、...
ちょっと一息
今日はアメリカのトレーダーが若い研修生に出す簡単なクイズをご披露します。コップが3つ伏せてテーブルの上にあります。中は見えません。その内の1つの内側、コップの底に”当り”と書いてあります。あなたは3つのコップのうちの1つを伏せたまま手元に持って来ます...
13兆円
本日の日本経済新聞の一面に二つの「13兆円」がありました。一方は99年度第二次補正予算の額。もう一方は米ワールドコムによるスプリントの買収額。経済大国と言われた日本の景気回復の為の金額と、一私企業による買収額が奇しくも同じとは…。無論、買収は現金では...
人間とコンピュータ
私はパソコンのヘビー・ユーザーで一時たりともパソコンがないと機能できません。毎日Eメールも500通ぐらいと格闘しています。でも500本の電話と格闘することを考えるとゾッとしますから、やはりパソコンは便利です。コンピュータによって私たちの生活はとても効...
二日目
第二日目が終わりました。初日は一部地域で中々新画面が見えないというインターネット特有の問題もありましたので、本格開業は本日といった感じでした。初日の5倍の注文を処理し、システム・トラブルもなく、つつがなく一日を終えました。いよいよ本格的に始動したとい...
初日を終えて
マネックスにとって記念すべき第一日目を終えました。丸二日間ほど一睡もできませんでしたが、これから経験を積み重ね、皆様のお役に立てるような会社になりたいと強く思っております。開業にこぎつけたのは、皆様の御意見・御応援の賜物です。今後ともマネックスを宜し...
Giant Step
明日はマネックスにとって、そして日本の資本市場、全ての個人投資家にとって、とても意義深い第一歩を踏み出す日であって欲しいと願います。「GiantStep」…アームストロング船長の「私の一歩は小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」という言葉を胸に抱い...
新生長銀
ようやく長銀の譲渡先がリップルウッドに決定しました。随分時間がかかりましたが、今後重要なのは国民にとってのコストが現時点でいくらであるとかといった類いの問題ではなく、新生長銀が新しい、生きた会社として今後どのようにビジネスを展開して行くかだと思います...
遠近感(パースペクティブ)
毎日つぶやくのも中々大変でして、ふと今日は何を書こうかと思います。タイムリーな話題がいいと思うのですが、さすがに開業3日前ともなると毎朝新聞を隅から隅まで読んでも、やはり記憶に残るのはオンライン・トレードのことばかりです。これは明らかに遠近感を失って...
メイク・マネー
大学を卒業して最初に就職したソロモン・ブラザーズの同期の末永徹氏が、当時のソロモンでの出来事を綴った「メイク・マネー」という本を文藝春秋社より出版しました。主に当時のソロモン・ブラザーズ(東京)でのトレーダーの生活を書いたものです。恥ずかしながら私も...
時間軸
長銀の譲渡先は、ようやくリップル・ウッドに決まったようです。随分時間がかかりましたが、それだけの意義があったのでしょうか。交渉に時間をかけたことによって、もちろん国にとっての条件を良くしたり、他の候補者との関係を維持したりとか、いろいろとメリットはあ...
日銀、金融政策変更せず」<本日の日経新聞の見出し
一昨日、市場の期待についてお話ししましたが、それに応えないとどうなるかという格好の例が昨日ありました。日銀が昨日発表したことは、まさに経済の教科書通りの内容です。あまりにも正しい。不胎化政策の点についても、とても正しく、市場が昨今騒いでいたことがどれ...
コール・センター=マネックスダイヤル
今日は午後にちょっとコール・センターに行き、開業直前のシステムのチェックや、オペレーターの練習の様子を確認しました。最新鋭のシステムによる、極めて近代的なオペレーションです。私自身も席に座り、実際に電話を受けて機器の操作をしてみました(電話はマネック...
市場の期待
この数日でドルが対円で大きく戻しました。実際に大きく介入をしている訳ではなく、日米協調介入があり得るとか、日銀が介入に際しての不胎化政策の見直しを視野に入れたとか、そのようなニュースのために大きく動いた訳です。これは市場の期待にきちんと答えた為です。...