最近休刊になる雑誌が随分とあるようです。週刊誌から月刊誌、季刊誌まで、そして最近創刊されたものから長い歴史を持つものまで。雑誌好きの私としては、寂しい限りです。
しかし私を含めた「雑誌好き」が、簡単に云うと雑誌を見捨ててインターネット(携帯を含む)を見る時間を増やしたことがこのような結果に繋がったのでしょうから、或る意味では自業自得かも知れません。
雑誌を作る出版社も、インターネットを中心とした時代の流れを十二分に感じて対応することが出来ていなかった嫌いがあります。要はある意味で双方合意の上での流れかも知れません。
私が雑誌を好きな理由は何でしょう?見てて楽しい。お風呂に持ち込める。何度でも読むことが出来る。紙面の作り方によって発信者の心意気や、何を重要視しているかと云う、パースペクティブ、追加情報を得ることが出来る。インターネットの書き込みにはない、適度に自制の効いた、しかしやはりかなり自由で反体制的な記事を読むことが出来る(ことがある)。
しかしこうして見ると、どれもいずれはネット上のメディアに取って替わっていかれる気がします。「これ面白いよ、読んどきなよ」と云うのは、ネット上でもメールでリンクを送ってあげることで出来ますが、やはり手渡しの雑誌の方が、あらゆる道具を必要としませんから、若干の優位性があるでしょうか。もちろん多くの人に紹介することは実物の雑誌では不可能ですし、遠距離にいる人に渡すのも億劫です。こうして見ると、当然のことですが、ネット上の送金やクレジットカード払いと、現金によってお金を渡すことの違いと同じ違いがあるようです。因みに私は現金が中々好きです。それは何故か?質感や気持ちでしょうか。
雑誌も生き残るためには、その情報だけでなく、質感や気持ちが益々重要になってくるのでしょう。雑誌頑張れ!せめて今まで以上に雑誌を買いこんで、微力ながらも応援をしていきたいと思います。