スポンジとは、不思議な物体です。スポンジは多くのものを吸収することが出来ますが、一方でそれらを発散することも出来ます。或るものを多く吸収している時のスポンジは、実質的にはその"或るもの"(水とか)が概ねその存在の全てであり、スポンジ自体は小さな存在です。
しかしその概ね全ての存在は、簡単にそこから抜けていくことができます。そして小さな存在だったスポンジが全てになる。更にまた違う"或るもの"を吸い込み貯えることが出来る。スポンジは便利なものですが、スポンジ自体はあってないような、不思議な存在です。一種の媒体とでも云いましょうか。 私自身もまた、一種のスポンジである気もします。吸収したり放出したり。貯め込んだり空っぽになったり。貯め込み過ぎはカラダに良くありません。そして出し過ぎもまた、いいことではありません。
適度な吸収と放出、選択や放棄が肝要です。世の中の振幅が激しくなると、その反射である媒体の振れも大きくなります。適度と云うことを大切に意識していきたいと思います。