東京市場まとめ
1.概況
日経平均は789円安の65,427円と反落して取引を開始しました。前日の米国市場では、主要3指数が揃って下落したことで、日本市場も序盤から売りが優勢となりました。10時6分に956円安の65,260円をつけ、この日の安値を更新しました。その後は持ち直し前引けは208円安の66,008円となりました。
後場は下げ渋る展開となりました。一進一退で推移した日経平均は最終的に200円安の66,016円で反落となりました。
TOPIXは7ポイント高の4,067ポイントで続伸、新興市場では東証グロース250指数が8ポイント安の768ポイントで反落となりました。
2.個別銘柄等
川崎汽船(9107)は一時7.4%高の3,410円をつけ、株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。20日、外資系証券が同社の目標株価を従来の2,800円から3,400円に引き上げ、これを材料視した買いが入りました。アナリストは、「海運3社間で相対的に高い配当利回りがサポートするほか、現状の自己資本比率を踏まえれば、資本効率改善の余地が依然として残る」との見方を示しています。
本田技研工業(7267)は一時1.2%高の1,762.5円をつけ、年初来高値を更新しました。5日に発表した2027年3月期の第1四半期決算にて、収益性の改善が確認されて以降、これを評価した買いが断続的に入っているようです。加えて、PBR(株価純資産倍率)が足元で0.5倍台にとどまるなども、同社の見直し要因とされています。
三菱電機(6503)は0.9%安の5,602円をつけ、反落となりました。20日、電力の需要予測などエネルギー管理ソフトを手掛ける米PCIエナジーソリューションズを買収すると発表した。買収総額は14億ドル(約2200億円)で同社として過去最大の買収案件となり、当面の財務負担などを懸念した売りが出ました。
すかいらーくホールディングス(3197)は1.6%高の3,362円をつけ、3日続伸となりました。20日、共同通信が「2026年産の新米価格が、高騰した前年に比べて大幅に値下がりする見通しとなったことがわかった」と報じ、米価格の下落に伴う採算改善を見越した買いが入りました。
HUMAN MADE(456A)はストップ高水準となる22.0%高の1,662円をつけ、大幅続伸となりました。20日、国内証券が同社の投資判断を最上位の「1(アウトパフォーム)」、目標株価を2,500円として新規にカバレッジを開始したと伝わり、足元の株価を大きく上回る水準とあって、買いが殺到しました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は最終的に0.3%安と小幅安、TOPIXは0.2%高で続伸となりました。長期金利や中東情勢の不透明感は引き続き投資家心理の重荷となっているものの、下値は限定的となりました。
来週の目玉は、26日にエヌビディア[NVDA]の決算発表があげられます。半導体銘柄はボラティリティーの高い展開が続く中で、高い市場予想を超えられるかが焦点となりそうです。そのほかには、27日-29日に開催予定のジャクソンホール会議が注目されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
